福島県鏡石町の公式キャラクター「牧場のあーさー♪」12月で10周年 児童ら5人にプレゼント メッセージ募集
福島県鏡石町の公式キャラクター「牧場(まきば)のあーさー♪」が12月で制定10周年を迎える。節目に合わせ、町魅力あるまちづくり実行委員会はキャラクター自身がクリスマスプレゼントを住民に直接届ける企画を実施する。これまでの応援に感謝するとともに、さらに愛されるキャラクターを目指す考えだ。 クリスマスプレゼントは小学生以下を対象に、抽選で決まった5人の元を訪れる。11月11日から12月8日まで、10周年のお祝いメッセージを募集するとともに、プレゼントの希望を受け付ける。町勤労青少年センター内の産業課などに応募箱を設ける。 さらに12月21日には誕生日会を町内の健康福祉センターほがらかんで開く。町と町魅力あるまちづくり実行委員会の主催で、てのひらマルシェの共催。10年間を振り返るスライドや、町の魅力を紹介する映像の上映などをする予定。 「牧場のあーさー♪」は2014(平成26)年12月、公募で寄せられた335点のデザイン、387点のネーミングの案から「モー烈」な議論の末に決まった。小学生のランドセルカバーに採用されたり、グッズが展開されたりして、少しずつ認知度を上げてきた。グッズ展開ではミニバッグに新色が登場したばかりで、今後も種類が増える見通し。不思議な魅力を放ち、イベントなどでも人気を集めている。
実行委の清野明委員長は、数多くのデザイン案などが並んだ10年前の情景を思い起こしながら「当時は想定以上の応募があって驚いた」と話した上で、「自治体のキャラクターとしては後発組だが、広く浸透してくれた。みんなに愛してもらってありがたい」と目を細めた。