【大学野球】明大・田中武宏監督が今季限りで退任 22年春から同校85年ぶりの3連覇に導いた名将
◆東京六大学野球秋季リーグ戦第8週第1日▽明大6-4法大(4日・神宮) 明大の田中武宏監督(63)が試合後、今季限りで退任する意向を示した。会見の最後に「私事で恐縮ですが、今シーズンで退任ということで、先ほど選手には伝えました」と語った。 田中監督は舞子(兵庫)から明大、日産自動車で活躍。明大コーチを経て2020年から監督を務めた。22年春からは3連覇の偉業を達成。明大では4連覇した1937年春~38年秋以来、85年ぶりで、戦後では初の快挙だった。 チームはこの日、法大を相手に連勝で勝ち点を奪い、レギュラーシーズンの全日程を終了。早慶戦の結果次第で、優勝決定戦でのVに可能性を残す。選手たちへの深い愛情と情熱的な指導で親しまれた名将が、今秋限りでユニホームに別れを告げる。
報知新聞社