プレサンス元社長『えん罪』事件 取り調べした検察官を証人尋問へ 「本当のことを正直に話してほしい」
■無罪でも逮捕で一変した人生 再び新しい事業をスタート「死ぬまで仕事します」
えん罪を生んだ大阪地検特捜部の取り調べ。突然の逮捕を境に、山岸さんの人生は一変しました。 自分の子供のように思っていたプレサンスコーポレーションの社長も辞任せざるを得なくなったが、いま、再び新しい事業を始めている。 「では定例はじめます」 山岸忍さん:西九条、甲斐田町。これは分譲でやります。パンフレットの打ち合わせは始まっている? 山岸さんは一度すべてを失った不動産業で、新しい会社を立ち上げた。数百人を率いていたプレサンス時代から人数は減ったが、それでも山岸さんを慕う仲間50人ほどが集まっている。 TUKUYOMI HOLDINGS 田村政哲さん:最後の法廷の時に、判決の時です。 そう言って、山岸さんの裁判の傍聴券を見せてくれた。 (Q.無罪判決を聞いて) TUKUYOMI HOLDINGS 田村政哲さん:ただただうれしくて、やった!と叫んでました。社長が一番しんどい裁判前に、個人の会社でうまくいってない、社長に相談したい案件があって、色々アドバイス、支援くれた。ついていきたいと思った。 TUKUYOMI HOLDINGS 平野匡彦さん:人生を狂わせたり、その周りの家族、会社の社員も狂うようなことが起こった。それを乗り越えられたということで、逆にこっちがパワーをもらった。 いますでに60以上の現場を手掛けている山岸さん。そのひとつを案内してくれた。 TUKUYOMI HOLDINGS代表取締役 山岸忍さん(61):(完成は)来年の春です。もう売れてます。 (Q.再び、不動産業を始めることに迷いは?) TUKUYOMI HOLDINGS代表取締役 山岸忍さん(61):ないですね。逮捕されて拘置所入ってるときは、二度と仕事せんとこうって思ってました。でも釈放されたら、ここのマンションを建設してくれてる会社の社長もその1人なんですけど、皆さんがもう1回やろう、協力するからってお声がけいただく。これはやらなあかんのじゃないかという気持ちになってきた。もう仕事大好きです。死ぬまで仕事します。