神戸地方検察庁＝神戸市中央区橘通１

　神戸元町商店街（神戸市中央区）で３月、軽ワゴン車が暴走し２人を死傷させた事故で、神戸地検は１８日、自動車運転処罰法違反（過失致死傷）と道交法違反（酒気帯び運転）の罪で、軽ワゴン車を運転していた同市東灘区の無職の男（８７）を在宅起訴した。 【写真】元町商店街アーケード内で車衝突、3人死傷　「暴走した」87歳運転の車が歩行者道に進入　助手席の妻死亡 　起訴状などによると、３月１３日午後１０時２０分ごろ、男は同商店街で、酒を飲んだ状態で軽ワゴン車を運転し、歩行者専用道路を時速約９０～１００キロで暴走。別の車やアーケードの支柱などに衝突させて同乗していた妻＝当時（８２）＝を死亡させ、ぶつかった車の男性に軽傷を負わせたとされる。 　地検は男の認否を明らかにしていない。