「サインはドキドキ」西武4位の林冠臣が入団合意 母国台湾「火球男」との対戦も熱望
西武からドラフト4位で指名された日経大の林冠臣(リン・クァンチェン)外野手(21)=台湾出身=が14日、福岡市内で入団交渉に臨んで入団が決まった。契約金4000万円、年俸1000万円(金額は推定)で仮契約。195センチ、105キロの堂々とした体格を誇る右のスラッガーは「(サインする時は)ドキドキした。少しずつプロに近づいているという実感が湧いてきた」とほほ笑んだ。 ■父はレオのレジェンド、24歳モデル【写真】 来年1月の新人合同自主トレに向け、関節可動域の拡大やパフォーマンス向上を目的とする初動負荷トレーニングに取り組んでおり「けがをしないような体つくりをして、自分の持ち味であるパワーを生かせるよう頑張りたい」と抱負を口にした。 気になるのは母国台湾のプロ野球(CPBL)統一のエースで、今季MVPに輝いた古林叡煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)。最速157キロを投げ、「火球男」の異名を取る右の剛腕は昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで日本戦に先発し、侍ジャパンを六回1死まで完璧に抑える力投を見せた。古林については日本ハムが優先交渉権を獲得と報じられている。林は「チャンスがあれば対戦してみたいし、ホームランを打ちたい」と意欲を燃やした。(山崎清文)
西日本新聞社