去年は同カードで両校優勝!今年は… 全国高校ラグビー県大会決勝戦「長崎北陽台vs長崎南山」《長崎》
全国高校ラグビー県大会です。23日に行われた決勝は、両校優勝となった去年と同じカード「長崎北陽台と長崎南山」が激突しました。 (長崎北陽台 品川 英貴監督) 「まずは去年やられて1年間、高い目標を持って頑張ってきた。積み重ねてきた事をしっかり出し切ること」
今シーズンは県内の公式戦無敗で、前回大会で “抽選で逃した花園” を2年ぶりに目指す長崎北陽台。 (長崎南山 久保田 一平監督) 「吹き飛ばされてもやられてもいいから、何回でもチャレンジしよう。絶対勝つぞ!いいか、体張れよ」
2年連続の花園へ。スピードを生かした攻撃が武器の長崎南山が激突。 先手を取ったのは、北陽台でした。 試合開始早々、モールで押し込み、抜け出したのは牟田選手。 幸先よく先制のトライを挙げると、高校日本代表候補 田﨑選手が、コンバージョンキックを決めます。 対する南山は7分後、こちらも日本代表候補のフォワード本山選手が、持ち前のパワーで北陽台守備陣を振り切りトライ。 2点差に迫ります。 しかし、その後は北陽台がウィング白丸選手の連続トライなどで突き放し、前半を17点リードで折り返します。 (南山ベンチ) 「今までやってきたことやれば、絶対勝てる。どんだけ走ってきたか。グラウンドでもどれだけ走ったか。このため、勝つためだろ。花園行くためにやってきた。残り30分、死ぬ気で走れ。絶対勝つ。勝つことだけ考えてしっかりやる」 迎えた後半、反撃に転じようと豊富な運動量を生かして、サイドにボールを散らし攻め込む南山でしたが、 立ちはだかったのは北陽台の鉄壁の守備。 後半は南山に得点を許さず、攻めては4トライ28得点。圧倒的な攻撃力を発揮した北陽台が、7連覇を達成し、23回目の優勝。
そして去年は抽選で涙をのみましたが、花園出場は2年ぶり22回目となりました。 (長崎北陽台 白丸 暖人選手(2年)) 「点数を離したら南山も勢いが無くなってくると思っていたので、前に出るという意識をもってやった。(全国では)一戦一戦大事にして、オフロードとかそういうところを使っていきたい」 (下田 秩主将(3年)) 「去年悔しい思いをして、そこから1年間チームを作り直してここまでやってきて。(良い)ゲームにつなげられたので良かった。次の花園本戦で “全国優勝を目標” に、また締めなおして頑張っていきたい」 全国高校ラグビーは来月7日に組み合わせ抽選会が行われ、27日に開幕します。
(選手) 「北陽台!絶好調!!」