【京都新聞杯】騎手と種牡馬の京都芝2200m成績に注目 本命はロードカナロア産駒キープカルム
京都芝2200m巧者を探せ 川田将雅騎手が複勝率77.8%
次に改修後の当該舞台で好成績の騎手を探していく。とはいえ2023年4月22日からの使用でまだ21回しかサンプルがない。 <京都芝2200m 主な騎手の成績> 川田将雅【4-1-2-2】 池添謙一【3-1-0-6】 松山弘平【2-2-1-6】 C.ルメール【2-1-0-2】 岩田望来【1-3-1-6】 集計期間:2023年4月22日~2024年4月28日 21レース 9回騎乗し複勝率77.8%の川田将雅騎手はさすがとしか言いようがない。ちなみに全て3番人気以内の馬に騎乗し、1着は全て1番人気。人気と成績が比例傾向にある。そんな川田騎手は今回ヴェローチェエラに騎乗予定。当日の人気には注目したい。 ちなみに芝レース全体のレース数は270回。騎手の順位は下記のようになっている。 1位 川田将雅【27-16-13-36】勝率29.3%/連対率46.7%/複勝率60.9% 2位 坂井瑠星【17-25-12-82】勝率12.5%/連対率30.9%/複勝率39.7% 3位 岩田望来【16-16-16-103】勝率10.6%/連対率21.2%/複勝率31.8% 4位 武豊【16-12-8-59】勝率16.8%/連対率29.5%/複勝率37.9% 5位 松山弘平【15-14-15-92】勝率11.0%/連対率21.3%/複勝率32.4% 集計期間:2023年4月22日~2024年4月28日 270レース 総合順位でも川田将雅騎手が独走。また上位5位には入らなかったが、西村淳也騎手が【13-22-27-83】複勝率42.8%。1着は少ないが2、3着で狙ってみたいデータとなっている。今回はスカイサーベイに騎乗予定だ。
種牡馬はロードカナロア&キズナ産駒を狙え
種牡馬でも騎手と同じように当該コース巧者を探っていく。 <京都芝2200m 種牡馬ランキング> 第1位 キズナ産駒【3-3-1-6】 第2位 ハーツクライ産駒【3-1-4-12】 第3位 ハービンジャー産駒【2-3-2-16】 第4位 エピファネイア産駒【2-2-0-9】 第5位 オルフェーヴル産駒【2-1-0-10】 集計期間:2023年4月22日~2024年4月28日 21レース 種牡馬ランキングのトップはキズナ産駒。母数が少なく、1レースで大きく数値は変わってしまうが、それでも複勝率53.8%は立派な成績だ。 次に騎手同様、京都競馬場改修後の種牡馬の全体成績も見ておく。 第1位 ロードカナロア産駒【25-18-11-125】勝率14.0%/連対率24.0%/複勝率30.2% 第2位 キズナ産駒【23-18-13-140】勝率11.9%/連対率21.1%/複勝率27.8% 第3位 エピファネイア産駒【14-18-14-125】勝率8.2%/連対率18.7%/複勝率26.9% 第4位 ドゥラメンテ産駒【14-14-11-87】勝率11.1%/連対率22.2%/複勝率31.0% 第5位 モーリス産駒【10-13-15-77】勝率8.7%/連対率20.0%/複勝率33.0% 集計期間:2023年4月22日~2024年4月28日 270レース 上位2頭が抜けた勝利数となっている。この結果で気になるのはロードカナロア産駒の距離適性だ。短距離やマイルで好成績を残している印象があり、2000m以上で距離がもつかどうか。そこで同産駒の距離別成績を調べた。 <ロードカナロア産駒 京都競馬場の距離別成績> 1200m【5-2-2-17】勝率19.2%/連対率26.9%/複勝率34.6% 1400~1600m【11-8-5-76】勝率11.0%/連対率19.0%/複勝率24.0% 1800m【5-5-2-21】勝率15.2%/連対率30.3%/複勝率36.4% 2000m【3-0-1-8】勝率25.0%/連対率25.0%/複勝率33.3% 2200m以上【1-3-1-3】勝率12.5%/連対率50.0%/複勝率62.5% 集計期間:2023年4月22日~2024年4月28日 イメージ以上に長い距離でも成績を残している。よくよく考えれば昨年のエリザベス女王杯を制したブレイディヴェーグや、今年の京都記念2着のベラジオオペラもロードカナロア産駒。大きく割り引く必要はなさそうだ。