タイに移住した45歳男性が明かす、月8万5000円で悠々自適な生活「面倒な人間関係も避けられる」
面倒な人間関係が避けられる
目標の40代に入る前にタイのパタヤに移住できた亮太さん。リタイア後の海外移住先として人気のタイだが、バンコクではなくパタヤを選んだ理由は何だったのだろうか。 「移住までに20回以上旅行で訪れたり、他の国もまわってみた結果、パタヤが一番住みやすいと感じたからです。もともとタイの昭和の日本の経済成長期みたいな雰囲気が気に入っていましたが、バンコクはすでに栄えすぎていましたし、生活費もパタヤの3~4倍でした。 バンコクでは、日本に住むのとあまり変わらないと思ったんです。パタヤはほどよく田舎で、海があるのも気に入っています」 一方で、パタヤでの移住に苦労したことはあったのだろうか。 「タイに限らず、海外での生活にはビザの問題がありましたね。現在はタイランドエリートビザを持っており、最短で5年、最長で20年まで長期滞在が可能です。それ以外に特に苦労していることはありませんね。基本的に苦労を避けることが自分のスタンスで、例えば海外移住でよく悩みの種になる“面倒な人間関係”は避けています。日本人の働いている割合が少ないパタヤでは、そうした問題も避けられるのが魅力的です」
生活費は月2万バーツ(約8万5000円)
2021年にはパタヤでコンドミニアムを購入し、リタイア生活を満喫している亮太さん。月の生活費や現在の資産運用についても聞いてみた。 「贅沢な生活は求めていないので、月の生活費は食費、酒代、光熱費、買い物、バイクの維持費を含めても2万バーツ(約8万5000円)ほどです。少ないときは1万バーツ(約4万2500円)程度に抑えられることもあります。食事は自炊が好きなので、YouTubeの撮影のために外食することを除いては自炊しています。 いまの主な収入源は、パタヤで所有している2つのコンドミニアムの賃貸収入や、東南アジアの株投資、オーストラリアの銀行の預金の利子などです。また、YouTubeの収益が1ヶ月分の生活費はカバーできる程度はあるので、貯蓄が減ることはなく、むしろ増えています」 FIREを日本で実現するためには、5000万円の貯蓄では難しいかもしれない。しかし、物価の安いパタヤであれば余裕のある生活が叶うのかもしれない。 パタヤで悠々自適なFIRE生活を送りながら、約2万6千人の登録者数を誇るYouTuberとしても活動している亮太さん。YouTubeを始めた理由は? 「移住後すぐにパタヤの情報を得たくてYouTubeを色々見ていたのですが、当時は夜遊びに関する情報は多くても、自分が知りたかった飲食店の情報はなかったんです。自分が知りたい情報なら他にも必要としている人がいると思い、軽い気持ちでチャンネルを開設したのがきっかけです。収益よりも、パタヤの情報を発信し、パタヤは夜遊びだけではないという点を伝えたかったんです」