【広島】オリックス移籍の九里亜蓮 一番の思い出は「3連覇したときの最後の試合での先発」
海外FA権を行使し、広島からオリックスへの移籍が決まった九里亜蓮投手(33)が13日、マツダスタジアム内で、報道陣に対応した。 「一番は野球がもっとうまくなりたいという気持ちを持っていたなかで、イチから環境を変えて、パ・リーグという新しい場所、そういうところで挑戦していきたいという気持ちがあった」と国内、パ・リーグ移籍をチョイスしたことを説明。メジャーの挑戦の選択肢については「僕は説明が得意ではないので」と断わりを入れつつ「自分ひとりのことじゃない」と家族との相談の末、今回は辞退する決断を下したという。 広島球団には、すでに前日に移籍の挨拶を済ませ、指揮官の新井貴浩監督(47)にも、電話で決断を報告。新井監督からは「『野球人生は一度きり、どういう決断をしたにしても、応援している』と言っていただいた」と、自らの決断を尊重してもらったことを明かした。 プロ入りから11年間在籍したチームでの一番の思い出を振り返った右腕は「3連覇したときの最後の試合で先発させていただいて、チームが優勝できたこと」と、慣れ親しんだ赤ヘルに別れを告げることを決断。「こんな自分を使い続けてくれた監督さん、コーチの方には感謝しています。貴重な経験をさせていただいて、ここまでやってきた経験は必ず糧になると思う」とし、新天地として選んだオリックスで、選手として、さらにレベルアップしていくことを見据えていた。
東スポWEB