浦和MF伊藤敦樹、背番号17の先輩・長谷部誠さんを「まねていきたい。超えていきたい」
浦和のMF伊藤敦樹が29日、さいたま市内で公開練習後に取材に応じ、クラブOBで元日本代表主将MFの長谷部誠さんを「超えていきたい」と飛躍を誓った。 浦和で03~07年に背番号17をつけてプレーした長谷部さんが今季限りで現役引退。流通経大から加入1年目の21年に17番を背負った伊藤は「直接お話したこともないし、レッズや代表でプレーしてるのをファン目線で見てた。素晴らしい選手。17番は長谷部さんのイメージが本当に強い」と明かした。 さらに、「17番をつけるにあたって目標というか、超えていきたい、目標にしたいと思っていた」と思いを吐露した。ポジションは長谷部さんと同じボランチ。攻撃時は中盤から積極的にドリブルで前線に持ち上がり、得点を奪うプレースタイルも重なる。「攻撃、ドリブルで上がっていくところは自分のプレースタイルに似ているし、守備でも相手の危険を摘むところは同じポジションだし、まねていきたい」と掲げた。 その長谷部さんが埼玉スタジアムを訪れた26日の町田戦(1●2)で、伊藤は今季3点目をマークした。6月1日の神戸戦(埼玉)では2試合連続ゴールに加え、昨季アウェー戦に続く対神戸の2年連続ゴールに期待がかかる。 右インサイドハーフで先発が濃厚な伊藤は「もっともっと点は取りたい」と意欲。得点パターンについても「クロスからのシュート。クロスの本数はチームで増えてきてるけど、クロスで合わせる回数が少ないと思う。自分が抜けてクロスを上げる、自分が中に入って合わせる形が増えてくれば得点やアシストが増えてくると思う」と見据えた。
報知新聞社