「GR86/BRZ Cup」年間チャンピオンチームが初のファンイベント開催! 井口卓人選手のスバル「BRZ」ファンやディーラーメカニックに対する想いとは
スバルのワークスドライバーが代表を務めるチームタクティ
GR86を使っているチームが多いなか、BRZを使うチームは多くありません。プロフェッショナルクラスでシリーズを通して参戦しているのは、スバルのワークスドライバーである井口卓人(敬称略・以下同)が代表の「チームタクティ」の2台と、スポーツシートで有名なレカロが走らせる「レカロレーシング」の2台だけです。チームタクティは井口が東京スバルのバックアップを受け、相方に千葉スバルのバックアップを受ける久保凜太郎。もう一方のレカロレーシングは群馬県出身の小暮卓史と、過去にチャンピオン経験のある近藤 翼が乗っています。 チームタクティは2023年にチームを立ち上げてレース活動を開始したばかり。優勝や表彰台を複数回獲得したことで井口はシリーズチャンピオンに輝きました。チーム立ち上げ1年目でシリーズチャンピオンを獲得したチームやドライバーは、なかなかいないのではないでしょうか。
全国のスバル車ディーラーとメカニックにも日の当たる活動を行いたい
2年目の2024年。開幕戦のスポーツランドSUGOで井口は最終ラップの最終コーナーでトップに並び、0.053秒差で優勝するという奇跡的な勝利を掴みました。そして6月16日に大分県オートポリスで開催された第2戦に挑むことに。九州出身の井口にとっては凱旋レースということもあり、九州のレースを盛り上げたいとして、ファンイベントを行うことにしました。 井口はチームタクティを立ち上げた時から、 「東京スバル、千葉スバルはもちろんのこと、全国のスバル車を販売するディーラー、そこに勤めるメカニックにも日の目が当たるような活動を行いたい。そしてファンとの交流をもっと深めていき、スバルBRZで参戦しているチームやドライバーを応援してもらいワンチームとして戦って行きたい」 という思いを描いていたそうです。 チームタクティのメンテナンスは基本的に東京・千葉両スバルのメカニックが行いますが、スバルが全国のディーラーメカニックをレース現場に派遣する活動にも賛同していることから、毎戦、開催地域の販売会社からもメカニックが駆けつけています。井口はこう語ります。 「普段レースに関わらないメカニックさんにも、レースに来ていろいろ経験してほしい。各ディーラーでレースを行うための見本になれるようなことをしていきたい」
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