英語使いの実務家、上川陽子氏 横顔と略歴
自民党総裁選に立候補した上川陽子氏の人物像を紹介する。 外相として流ちょうな英語を使い、平和構築に女性が参画する「女性・平和・安全保障(WPS)」を提唱してきた。実務能力の高さに定評がある。安倍、菅両内閣で法相経験を重ね、オウム真理教事件の死刑囚13人の刑執行を命じた。 今回初めて総裁選に挑戦。推薦人確保に難航した。党内から「仕事に専念するあまり、仲間を増やす努力が足りない」との指摘も上がる。静岡県出身。 【略歴】かみかわ・ようこ 東大卒業後、三菱総合研究所を経て米ハーバード大院修了。米上院議員の政策スタッフを務めた。2000年に衆院初当選。少子化相、法相を歴任し、現在は外相。71歳。静岡1区、当選7回。