野村HD株が一時6%弱の上昇、主要3部門好調で純利益が3倍弱に
(ブルームバーグ): 野村ホールディングス(HD)の株価が4営業日ぶりの反発。1日に発表した2024年7-9月期(第2四半期)の連結純利益は、主要3部門がそろって好調で、前年同期比2.8倍の984億円と、ブルームバーグが集計したアナリスト4人の予想平均630億円を上回った。
野村HD株は5日の取引で、一時前営業日比5.7%高の821.7円と10月7日以来、約1カ月ぶりの日中上昇率となった。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の伴英康アナリストは5日の決算メモで、ウェルス・マネジメント部門のストックベースの収益が順調に伸びることで、今後も業績は改善するだろうと評価。 ホールセール部門とインベストメント・マネジメント部門の収益変動は大きいが、海外事業が堅調に推移すれば、収益改善に対する市場の期待も高まる可能性があると指摘した。
SMBC日興証券の村木正雄アナリストらは1日付けのリポートで、「日本の株式資本市場(ECM)、アジアのエクイティーのアウトパフォームはポジティブな印象」と評価した。
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Nao Sano