キーラ・ナイトレイ『パイレーツ・オブ・カリビアン』での成功後の嫌がらせやストーキングを語る
キーラ・ナイトレイが、20代前半について振り返り「男たちに付きまとわれた」ように感じたことを率直に話した。 キーラ・ナイトレイ『パイレーツ・オブ・カリビアン』での成功後の嫌がらせやストーキングを語る オスカーにノミネートされたナイトレイは、ロサンゼルス・タイムズ紙との最近のインタビューで、若くして世間の注目を浴びることで直面した詮索やボディシェイミングを含め、女優としてのキャリア初期を振り返った。 「10代や20代前半にプライバシーを奪われ、まだ成長過程にある時期に詮索されるのはとても残酷なこと」とナイトレイは語った。「とはいえ、あの時期がなかったら、今の経済的な安定もキャリアもなかっただろう。17歳から21歳くらいまでの5年間は、今振り返っても、もう二度とあんな成功はできないわ。そのおかげで、私はこれまでの人生を歩むことができた。その代償はあったかって?ええ、そうね。大きな犠牲を払ったわ」 ナイトレイは、2003年『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』や『ラブ・アクチュアリー』に出演し、わずか18歳で一躍有名になった。しかし、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのエリザベス・スワン役を演じたことで、周囲から不適切な対応も受けてきた。 ナイトレイは、公共の場での彼女への扱いに「当時は顎が外れた」と語った。「当時から、それがOKだとは思わなかったの。絶対にショッキングでよくないことだとはっきり思ったわ。大勢の男たちから「君はこれを望んでいた」と言われるのは、"ガスライティング"(いやがらせなどの心理的虐待)のようなものだった。口頭でのレイプよ。とても暴力的で、女性差別的な雰囲気だった」 『プライドと偏見』の女優であるナイトレイはこう続けた:「彼らは私が男性たちにストーカーされたいと思っているかのようにさえ話した。誰かが精神を病んでいるからストーカー行為をしているのか、あるいは人々がストーカー行為でお金を稼いでいるからなのか、わからないけれど、私にとっては同じように感じました。若い女性が世間の注目を浴びるのは残酷な時代だった」 20年以上経った今、彼女はソーシャルメディアが今日の若い女性にとってさらに悪い状況を作っていると感じている。「ソーシャルメディアは、昔とは全く異なる文脈で、若い女性や10代の女の子に与えたダメージを与えている」とナイトレイは加えた。「結局のところ、名声とは公に恥をかかされること。多くの10代の女の子は、そのようなことに耐えられないと思う」 「自分を作り、同時に壊していたものがあるというのは、おかしなこと」と、ナイトレイは当時の『パイレーツ・オブ・カリビアン』フランチャイズについて語った。「クソだと思われていたのに、そのおかげで私はアカデミー賞にノミネートされるような作品に出演する機会を与えられた。『パイレーツ』シリーズは、私が参加した中で最も成功した映画であり、そのせいで私は公の場に晒されもした。このシリーズは、私の頭の中でとても葛藤し続ける作品」 ※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果