EC物流支援のイー・ロジット、クラダシと業務提携 フードロス削減、物流課題解決で連携
Eコマース領域におけるBPOサービス、コンサルティングサービスを提供するイー・ロジットはこのほど、 フードロス削減を目指して事業を展開するクラダシとの業務提携を開始したと発表した。イー・ロジットのクライアント企業に対するフードロスなどの廃棄量削減の取り組みの推進、クラダシのクライアント企業に対する物流課題の解決に向けて連携する。 イー・ロジットは、ECフルフィルメントのBPOサービス事業者として、EC事業戦略、マーケティング支援、フルフィルメントサービスやEC物流コンサルティング、人材育成サービスを提供している。このほど、9月15日にクラダシと業務提携契約を締結したと発表した。 クラダシ社は、本来食べられるはずの廃棄されるフードロスの削減を目指し、まだ食べられるにも関わらず捨てられる可能性のある食品などを買い取り、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を通じて、消費者向けにお得な価格で販売している。さらに売り上げの一部を環境保護・災害支援などに取り組むさまざまな社会貢献団体への寄付や、「クラダシ基金」として活用。「日本で最もフードロスを削減する会社」というビジョンを掲げながら、フードロス削減のみならず、SDGs17の目標を横断して支援している。 また、クラダシは2024年7月より、物流アウトソーシングサービス・物流コンサルティングサービスを提供しており、イー・ロジットとも業務提携の上、共同して食品メーカーのフードロス削減と物流課題に取り組むべく、協議を進めてきた。 今回の業務提携により、イー・ロジットに物流を委託しているクライアント企業に対し、余剰在庫の新たな販売先としての提案を行い、販売機会損失の抑止を支援。適正在庫の提案と併せて、フードロスや廃棄量を減らす取り組みの推進を目指す。 一方、クラダシは、自社クライアントに対して物流業務の提供や品質・運用の最適化を提案するうえでイー・ロジットと協力して解決を図る。フルフィルメントサービスの提供により、企業の在庫適正化の推進を目指す。 両社は今後も持続可能な社会を目指し、業務を通じてフードロス削減、および社会課題の解決に貢献していく考えを示した。
日本ネット経済新聞