【新NISAシミュレーション】50歳が「毎月10万円」を10年間積立投資し続けたら資産はいくらになる?シミュレーション
【ファイナンシャルアドバイザー解説】NISAでの資産運用のポイント
NISAでは、投資信託や個別株式の取引が可能ですが、日々価額が変動する商品が対象となっているため、リスクは伴います。 社会情勢や投資先企業の経営状況などによっては、自分の投資する商品が元本割れすることがある点は留意しておきましょう。 しかし、長期投資・分散投資・積立投資を取り入れることで投資のリスクを軽減することができます。 積立投資は毎月一定額ずつを積み立てていく方法で、購入単価が平準化される「ドル・コスト平均法」を取り入れられるというメリットがあります。 また、値動きの異なる商品に分散投資することで、値下がりする商品があっても、異なる商品が価格の変動をカバーする可能性があるため、リスクを軽減できます。 さらに、投資期間も重要なポイントです。長期投資はリターンが安定するだけでなく、複利的効果が期待できるため、資産が増えやすくなります。 これら3つポイントを押さえることで、初心者の方でも安定した資産運用をスタートできるでしょう。
新NISAを活用して老後に備えよう
この記事では、新NISAの概要や実際のシミュレーション結果を紹介しました。 2024年から導入された新NISAを活用することで、非課税メリットを享受することができます。 年金支給が始まっても働く人が増えてきた昨今、筆者の元にも「老後の備えとして資産運用を検討している」というお客様が訪れます。 老後も働いて収入を得ることはできますが、現役時代のうちから「お金に働いてもらう」という方法で収入を増やす方がより効率的かもしれません。 今回は10年間での資産運用をシミュレーションしましたが、NISAでの資産運用は長期投資が肝です。 早いうちから税制メリットを受けられるよう、興味がある方はまずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・株式会社フォーイット「新NISAに関するアンケート(Mediverse調査)」 ・金融庁「つみたてシミュレーター」 ・金融庁「NISAを知る」 ・金融庁「新しいNISA Q&A」 ・一般社団法人 全国銀行協会「Q.「貯蓄」と「投資」はどう使い分けるのですか?」 ・金融庁「投資の基本」 ・日本証券業協会「資産運用とは?」 ・金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」
菅原 美優