中日・井上一樹監督、開幕投手めぐり高橋宏斗に言及 「もう、うすうす分かっていると思いますけど」
中日・井上一樹監督(53)が3日、今季の開幕投手について高橋宏斗投手(22)の指名を回避した。正式指名は春季キャンプに入ってから。昨年11月末まで日本代表「侍ジャパン」の一員としてプレミア12を戦った疲労も加味しない。球団で生え抜きの高卒右腕が開幕投手になれば1991年の小松辰雄以来、34年ぶり。2月1日のブルペン入りが、右腕にとってアピールの場となる。 ◆小笠原からのケーキと高橋宏斗【写真】 お年玉を、とはならなかった。井上監督は開幕投手に思いを巡らせた。選択肢は高橋宏斗の、ほぼ一択。指揮官はノリツッコミを使って言及した。 「開幕投手のことを聞かれたから考えた。もううすうす分かっていると思いますけど、『あいつだよ』って、ないわ!。練習の態度や自覚、そういったものを踏まえて、『やっぱりこいつや』という選手が出てくることに期待したい」 背番号19の出来は順位に直結する。右腕は昨季、最優秀防御率のタイトルを手にした。初めて白星を2桁に乗せる12勝4敗。勝ち頭となった。先発として、プレミア12の準優勝に貢献した。来年3月の第6回WBCのメンバー入りにも強い思いを持っている。竜の至宝をどう扱うか、井上監督も考えている。 判断は2月1日のブルペン投球を見てスタートする。プレミア12の疲労とは言わせない。「あいつ、まだ若いでしょ。投げません、なんていう年齢でも立場でもないでしょ」。井上竜は2・1の一斉ブルペン入りを求める。そこに背番号19は当然、入っている。 開幕投手は「チームの顔」として位置付けている。ナンバーワンが投げるべきだと思っている。高橋宏で妥当。そうでなかった場合は、けがなどチームの一大事を意味している。
中日スポーツ