松井知事 豚コレラ「今回の対応を十分に検証する」
松井知事 豚コレラ「今回の対応を十分に検証する」
大阪府の松井一郎知事は13日午後、大阪府庁で定例会見を開き、「豚コレラ」への感染が確認された東大阪市の養豚場で、全737頭について殺処分を終え、焼却処分を行ったことなどについて触れ、今回の対応を十分に検証し「迅速かつ適正な対応がとれるように徹底していく」と話した。 【動画】大阪府・松井一郎知事の定例会見(2019年2月13日)
「人海戦術で行ったため想定より少し時間がかかった」
今月6日に東大阪市の養豚場に出荷された豚6頭から豚コレラの陽性反応が出たため、8日に養豚場で殺処分を始め、10日午後1時半に全頭の殺処分を終えた。 そして、養豚場内に埋める場所がないため、堺市内にある産廃処理場で、殺菌のため粉砕、その後焼却を行いウイルスを死滅させるレンダリングと呼ばれる作業を行った。 松井知事は今回の対応について「養豚場が住宅密集地にあり、埋めることができずに、国が保有する移動可能なレンダリングを行った。敷地が狭かったため大型重機が使用できず、人海戦術で行ったため想定より少し時間がかかった」と述べた。
泉佐野「やれることをすべてやってるというのがふるさと納税に対する対応」
会見では、大阪府泉佐野市が通常の返礼品に加え、インターネット通販大手アマゾンのギフト券を提供するキャンペーンを始めたことに対し、石田真敏総務大臣がふるさと納税の制度から泉佐野市を外すことも辞さない考えを示したことについての質問が飛んだ。 松井知事は「千代松(大耕)市長は市民のみなさんに行政サービスの拡充をさせるため、やれることをすべてやってるというのがふるさと納税に対する対応だと思ってます。総務省のルール内でやってることですから、現状で市長が総務省から批判されることはないんじゃないかな、ルール内ですから」と述べた。 また「厳しい財政状況ですから、少しでも我が市の市民の負担を軽減するために全力でやってるんだから、我々がそのことについて批判する話しではない。総務省もルール内でやってるんだから、総務省も感化できないというやりかたであれば、ルールを見直せばいいだけ」と続けた。