<センバツ2022・選手紹介>/16 敦賀気比 伊賀翔星外野手/丹生 津野大悟投手 /福井
◇びびらず攻守に積極的 敦賀気比 伊賀翔星外野手(2年) 「びびんな‼」。常に思い切りの良いプレーができるよう、帽子の裏にこう書いた。その言葉通り、打撃では初球から積極的に振り、守備でも一歩踏み込んで捕球し、素早く送球する。東哲平監督も「元気が良く、打力も非凡」と太鼓判を押す。現在はミート力を高めるための練習に励んでいる。 一昨年の11月に祖父の澄雄さんが他界。小学生の時にはよくキャッチボールをし、「甲子園に出られるように頑張れ」と応援してくれていた。「甲子園でヒットを放ち、天国の祖父にささげたい」。聖地での一打にかける思いは、人一倍強い。 ◇球速上げ打ち取る投球 丹生 津野大悟投手(1年) 「尊敬するライバル」という主戦の井上颯太投手(1年)とは同じ鯖江中出身で、互いにフォームの確認をするなど助け合ってきた。背中や下半身の筋力を鍛え、同じ歩幅で強く踏み込んで投げられるように繰り返し練習している。「球速を上げて打ち取るピッチングがしたい」と意気込む。さらに緩急をつける練習をすることで安定感が出てきた。 小学生の時に所属していた野球チームで全国大会に進出した経験があり、当時使っていたバットが宝物という。センバツ出場が決まると「また全国に行ける」と気持ちが高ぶった。