「ラツィオはテスト中。リセットかどうかの見極め」鎌田大地らの今後の去就を伊紙が分析! | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】MF鎌田大地の所属するラツィオについて、イタリア紙がスポットライトを当て、シーズン終了後のチーム再編の可能性を分析した。 【動画】DF2人を翻弄!伊解説陣が絶賛の鎌田大地のシュート!
昨シーズンは、セリエA準優勝の好成績を収めたものの、今シーズンはリーグ戦27試合を終えて9位と低迷が続く。セリエAも残すところあと11試合となり、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権確保に黄信号が灯る中、イタリア紙『Corriere dello Sport』が9日、ラツィオの今後を占った。 「ラツィオはテスト中…全てを懸けて戦うのは誰」との見出しをつけ、「シーズン終了後、チームの一部が入れ替わることになる」可能性を示唆。「リセットになるのかどうかを見極めることになる。合格者と不合格者のリストは、シーズン終了時により明確になるだろう」と綴り、所属選手たちの去就に見解を示した。 守護神イヴァン・プロヴェデルやアレッシオ・ロマニョーリらセンターバック勢のほか、クラウディオ・ロティート会長が推すタティ・カステジャーノスやグスタウ・イサクセンらは、来シーズンもチームの構想に残る見込みである一方、平均年齢の高いサイドバック勢や2026年まで契約を結ぶチーロ・インモービレらは現時点で不透明となっている。 さらに、昨夏に1年契約を結んでラツィオに加入したMF鎌田大地や36歳のFWペドロは退団が濃厚であるとの見方を示している。イタリア紙は中盤に関して「(マテオ)ゲンドゥージ、ルイス・アルベルト、(ダニーロ)カタルディと(ニコロ)ロヴェッラは動かない軸だ」と主張。マティアス・ベシーノは来シーズン終了後に契約満了を迎えるため、「契約延長もしくは移籍だ。さもなければ1年後にフリーで退団することになる」と綴った。「貴重な人材ではあるが、複数回、亀裂や退団に近づいたことがある」と残留に懸念があることに言及した。 続いて鎌田については、「数カ月にわたって退団寸前にある。もはや出場しておらず、契約は6月に切れる」と指摘。「3年間の延長オプションを発動できるのは彼だけだが、その条件は整っていないように見える」と述べ、来シーズンもラツィオに残留することは考えにくい状況であることを伝えた。 そんな中、「唯一、残り得る条件と言えば、経済的なものだ」と主張。「あと3年間、年俸300万ユーロ(約4.8億円)の契約を保証することになる」として延長オプションを行使した場合の金銭的なメリットに言及した。それでも「スタートは幸先がよかったが、その後、サッリやイタリアのカルチョとのフィーリングは低下した」こともあり、今シーズン終了後のラツィオとの別れが現実的であるとの考えを示している。 試合情報 ラツィオ vs ウディネーゼ 試合時間:2024年3月12日(火)日本時間4:45 会場:スタディオ・オリンピコ