【宝塚記念】ソールオリエンス手塚師「彼の力を信じてブリンカーを外す」/一問一答
昨年の皐月賞馬が復活をかける。宝塚記念にソールオリエンス(牡4)を送り出す手塚師が、共同会見に出席。前走大阪杯7着からの巻き返しへの期待を口にした。 一問一答は以下の通り。 -前走大阪杯を振り返って 中山記念を使った後でブリンカーをつけていきましたけど、道中の仕掛けどころの反応としては多少ブリンカーの効果もあったのかなと思いますけど、いかんせん普段の走り、リズムとは違ったのかなと。残念な結果になってしまったなと思います。 -今回の中間は 前走後は山元トレセンにいってG1を使ったなりの疲れはあったようですけど、疲れが癒えてからは順調にリフレッシュした状態で調教を重ねて、これだったら宝塚記念に間に合うんじゃないかという話で目標にしました。 -1週前追い切りは 1週前はかなりやろうかなという気持ちでいました。最後の伸びを確認したかったということもあって騎乗者にその旨を伝えて指示通りに乗ってもらって、最後は久々にこの子らしい弾けっぷりだったと思います。 -当週追い切りは テーマは先週かなり速い時計でラスト1ハロン動かしたので、(当週は)全体の時計はある程度速くしてもいいかなと思いましたけど、最後は流すというかリズムよく併走して、気持ちだけ高ぶらせる状況にしたいなと思っていました。いい感じだったと思います。調教パートナー(ショーマンフリート)も状態のいい馬だったので、2頭ともいい感じで動いてくれて、ソールに関しても思い通りにいい調教ができたと思います。 -ファン投票10位 皐月賞を勝ってから未勝利ということで、去年春のパフォーマンスが結果として出ていないですけど、ファン投票10位ということで、ファンの皆さまにはある一定の評価をしていただいていると感謝していますし、ファンの多い馬であるなと思っています。 -京都芝2200メートル 京都は菊花賞を使わせてもらって3着でしたが、舞台設定としてはソールオリエンスにとってベターな舞台じゃないかなと思っています。 -雨で馬場が渋る予報も ひと雨降って少し時計がかかるようであれば、どの馬にもチャンスが出てくるでしょうし、彼も皐月賞でああいう馬場で結果を残している馬なので、マイナス材料にはならないのではと思います。 -前回はブリンカー着用。今回は 今回は一応外す予定でいます。大阪杯の時に厩舎の方の考えを彼にごり押ししてしまったという反省がありまして、ブリンカーをした効果が特に変わらなかったということを踏まえて、今回は彼の力を信じようということでブリンカーを外そうと思います。 -長所、武器は この子のベストなパフォーマンスを引き出せるのは、最後の脚をいかに発揮するか、というところだと思っていますから、そういったレースをしていくことが現状一番いいのかなと思いますので、無理に戦略を立てずに彼のいいリズムで走ってもらって、最後にしっかりと脚を使えるというレースにしたいと思います。 -相手関係を見て ドウデュースをはじめ人気のある、G1を勝っている馬がたくさんいますので、胸を借りる立場というより彼もG1ホースなので、その中に入っても見劣らない力はあると思っています。こちらが意図したところで彼のパフォーマンスを発揮できれば、十分太刀打ちできる、五分に戦えるだけの力は持っていると思います。 -馬体面で仕上がりがよく見える。体重は 体重は現状470キロくらいあるので輸送でどれくらい減るか。前回は思いのほか減りましたけど、それは阪神だからかなと思っています。ちょっと渋滞していたこともあって、京都から阪神は短いようでけっこう関東馬にとってその差は大きい。過去の経験から言っても。京都に替わるのはいいんじゃないかなと思います。今の馬体はすごくいい状態だと思うので、自信を持って送り出せると思います。 -ファンへ 皐月賞以来勝ち星から遠ざかっているソールオリエンスですけども、この舞台で何とか一矢報いて、彼の名を全国区にしたいなと思っていますので応援していただければ、と思います。