チェルシー加入からの4年は無駄だった? たった21試合しか出場せぬままチェルシーを離れたフランス人DFは
現在は仏のRCランスへ
フランスのOGCニースからチェルシーに移籍したのが2020年。そこから苦い4年間を過ごしたのがDFマラング・サールだ。 加入当時のサールはフランス期待の若手DFといった位置付けだったが、若手がいきなりチェルシーでポジションを確保するのは難しい。サールは2020年にチェルシーからFCポルトへレンタル移籍し、2022年にはモナコへ、そして今夏にRCランスへとフリーで加入している。 チェルシーのトップチームで出場した試合の数は僅か21試合。時間にすると1519分だ。今夏に加入したRCランスでは徐々に出番を増やしており、ここまでリーグ戦4試合に出場している。ゆっくりではあるが、25歳を迎えたサールは再びリーグ・アンから評価を上げていくしかない。 昨季に関してはチェルシーで全く出番がなかったが、サールにも色々と思うところはあるようだ。仏『L’Equipe』によると、サールは時間を無駄にしたとチェルシー時代を振り返っている。チェルシーでは現アメリカ代表監督マウリシオ・ポチェッティーノが指揮を執っていたが、ポチェッティーノの指導にも満足していない。 「(ポチェッティーノとの関係は)とても残念だったし、あってはならないことだ。彼は僕のことを以前から知っていた。トッテナム時代に僕を獲得しようとさえしたのだから」 サールはチェルシーへの移籍そのものに後悔はなかったフォローしているが、いずれにしても難しい時間となったのは確かだ。この4年間は選手としての成長には繋がらなかったと言える。
構成/ザ・ワールド編集部