「スペシャリストを作りたい」巨人・阿部監督 “阿部イズム“について語る【名球会】
去年12月にハワイで行われた日本プロ野球名球会の総会をBS日テレが独占取材。巨人の阿部慎之助監督がソフトバンクの小久保裕紀監督と一緒に理事長である古田敦也さんの取材に応じ、「阿部イズム」について語りました。 【画像】新人合同自主トレを視察した阿部監督 「(レギュラーを)固定してスペシャリストを作りたい」 こう述べた阿部監督。「結果が全てですが、プロセスをもっと大事に」と続けました。2軍から1軍に上がるときの決めごとなど徹底してやりたいとコーチ陣には周知しているそうで、「継続してやりたい」としました。 古田さんからセ・リーグの覇者、阪神についての話が及ぶと、少し表情を引き締めた阿部監督。
「ボールは振らない。進塁打を打つ、バントを決める、すごく単純なことをしっかりやっていたな、と。徹底されていたな、と感じていた」と今季も大きな壁になるであろうチームについて述べました。 昨シーズンのホームラン数は阪神の約2倍を誇りながらも、2年連続Bクラスに終わった巨人。ヘッドコーチを務めていた阿部監督は改めて、阪神の岡田彰布監督の野球に敬意を表しました。 「ホームラン、ホームランでは勝てないのは選手が分かったはずなので、どうやったらヒット0本で1点取れるか、という野球を僕は目指したいですね」 そのためには4番の岡本和真選手を固定し、ホームランではなく“打点をどれだけあげられるか”がカギとなると締めくくった阿部監督。
最後、インタビューを行った古田さんに思わず「1つだけいいですか?」とお願い事。 「代打、オレって僕も実は少しあこがれていて、あのときの心境は?」と逆取材を始めると、古田さんからは「すごいピッチャーの時って代打の人も出たくないときもある。そのプライドを考えながら采配していた」と返答が。さらに「全てが監督の責任。大変だと思うけど頑張って下さい」とエールをおくられました。