プロ野球CSの勝機はハリルジャパンの采配と共通?!
セは予告先発を採用していないが、巨人はマイコラス、横浜DeNAは井納が予想されている。 里崎氏は、セのファーストステージは、筒香&ロペスvs巨人投手陣が焦点だと見る。 「DeNAは、この2人が打つか、打たないかがすべてでしょう」 筒香は、今季巨人に対して打率・319、7本、18打点、9月の月間MVPを獲得し調子に乗るロペスも古巣の巨人に対して打率.330、8本、17打点とカモにしている。主軸がこれだけ打っていれば、今季の両チームの対戦成績が14勝10敗1分で横浜DeNAが圧倒しているのも納得である。横浜DeNAは、シーズン終了後に試合勘が鈍らないように、アマチュアの社会人強豪チームを相手に4試合も実戦を積み重ねてきたが、この好データを調子の波と重ね合わせることができるかが鍵になる。 ただ両チームには共通のウイークポイントがある。ストッパーの不安だ。横浜DeNAの山崎は、終盤に少し持ち直したが、得意のシンカーが落ちないなど、昨年のような絶対力を失っている。対して巨人の澤村もマウンドに上がるまで制球がどうなるかわからない。池田氏も「澤村はとにかく先頭打者。ここを出す、出さないで1イニングの内容が違ってくる。山崎はシンカーが打者に見やすくなっているし、CSのような場面を経験していない未知の部分がある。どちらも不安要素だろう」と、両チームの死角が、ゲームの最後を締めるストッパーに隠れていると見ている。接戦となれば、最後までどうなるかわからない。 「力で言えば経験があって試合巧者の巨人だろうが、横浜DeNAも勢いがつくと止められない。言うまでもなくCSのファーストステージは初戦をとった方が、ほとんどの確率で突破するが、横浜DeNA打線が初戦で爆発すれば、おそらく一気に突っ走ると思う」とは、池田氏の予想。 前日練習で横浜DeNAのラミレス監督も、「2連勝したいと考えている」と、初戦の重要性を強調していた。今日の試合の結果が行方を決めることになりそうだ。