湯島大根、甘くてずっしり 上天草市の「さんぱーる」 入荷は25年2月初めごろまで
上天草市の冬の味覚として人気の「湯島大根」が、今年も道の駅上天草さんぱーる(大矢野町)で売り出され、入荷するとすぐに完売している。入荷は不定期で、20~30本が午前9時半ごろに店頭に並ぶ。来年2月初めごろまで。 湯島大根は、大矢野町の離島・湯島の頂上付近に広がる粘土質の土壌で栽培される。適度な保水性があるため大きく育つ。長さ40~60センチ、重さ1・5~2・5キロのものが多いが、中には3キロを超えるものもある。煮崩れしにくく、多様な料理に用いやすい。1本300~500円。 生産者でつくる湯島農産物部会によると、今季は夏の猛暑に加え、11月以降の急激な冷え込みから成長が遅れ気味。出荷量は6千~7千本を見込んでいたが、今後の天候次第では下回ることもあるという。 渡邉新一部会長(64)は「品質は例年通り。甘くて、ずっしり中身が詰まっている。ぜひ食べて」とPRする。(丸山宗一郎)