災害発生後の課題や対応…「自分の役割は何なのか」 高校でワークショップ 広島
災害発生後の課題や対応について8つのテーマで考えるワークショップが広島市内の高校で開かれました。 「課題は人が多くて混乱してしまう。対応は学校の皆実の生徒で災害の中の役割を考えておくこと」 ワークショップは防災について生徒自身に考えてもらおうと皆実高校で初めて開かれたもので、2年生およそ300人が参加しました。 地震や豪雨などを想定し避難所運営や支援物資など災害発生後に直面する8つのテーマについて担当のグループを作り話し合いました。 2年生 越智祐葵さん「課題がたくさん出てきて一つ一つ対処するのはキリがないと思ったけど、被災者の気持ちになると、どれもかかせないもの」 ワークショップを企画したのは元高校教師で東北大学の非常勤講師を務める齋藤幸男さんです。東日本大震災で避難所の運営に携わった経験があります。 東北大学非常勤講師 齋藤幸男さん(69)「自分の役割は何なのか常に考えて、小さなことでも実践する」 皆実高校では今後も講演会やワークショップを通して防災への意識を高める取り組みを続けていくことにしています。