「クリスマス休暇を返上」バルセロナ10番はトレーニング中! “今度こそ”復活を期すアンス・ファティの2025年はどうなる
バルセロナに所属するFWアンス・ファティは、クリスマス休暇を返上し、復活に向けたトレーニングに取り組んでいるようだ。負傷離脱を繰り返し、今季もまだ本領を発揮できずにいる22歳になった背番号10は、果たして後半戦、あるいは今後のキャリアで、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。スペインメディア『Mundo Deportivo』が現地時間24日に伝えている。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! ファティはエルネスト・バルベルデ政権下の19/20シーズンにトップチームにデビューを果たすと、公式戦33試合に出場し8得点を奪取。当時まだ16歳ながら得点効率の高いプレーを連発し、一大センセーションを巻き起こす。“ポスト・メッシ”のバルセロナを牽引するワンダーボーイが見つかった、そんな特大の期待が集まっていた。しかし20/21シーズンの11月、左膝の内側半月板損傷を負ってしまい、ファティを取り巻くムードは一変。それでもリオネル・メッシが退団した21/22シーズンからは背番号を10に変更し、名実共にバルサの未来を背負って立つことになる。 それからの4シーズン、10番・ファティに待ち受けていたのは、筋肉系のトラブルによって負傷離脱を繰り返す苦しいキャリアだった。1年を通してフル稼働できたのは、19/20と22/23の2シーズンのみ。ブライトンへのレンタル移籍から復帰した今季も7月と11月に負傷したため、ここまで7試合に出場しノーゴールと、トップフォームとは程遠い状況だ。 直近の負傷から回復したファティは、現地時間21日に行われたリーグ戦にベンチ入り。出場はなかったものの、「1月4日に行われるコパ・デル・レイと、8日に行われるスペイン・スーパーカップを目前に控えた22歳は、フィットネスのレベルを上げるためにクリスマス休暇を返上し、数日間の追加練習を要求している。バルセロナはこれを好意的に受け止め、ファティのトレーニングに合わせてフィジカルトレーナーや理学療法士といったプロフェッショナルなチームを用意している」と、復活に向け休暇を返上してトレーニングを行う姿が報じられている。少なくとも今季終了時までは、背番号10の挑戦は続くようだ。かつての“神童”は、再びキャリアを自身の手の中へ取り戻すことができるだろうか。
フットボールチャンネル編集部