Jリーグの残留争いのポイントは? 元日本代表DFらが“満場一致”で結論「すごく曖昧なんだけど...」
「空気感。やられそうな空気感が多分もう出てる」
ともに元日本代表DFの坪井慶介氏と太田宏介氏が、那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演。Jリーグの残留争いについて語った。 【動画】那須大亮&坪井慶介&太田宏介がJ1の中位&残留争いを語る! 3氏は、いずれも現役時代にJ1からJ2への降格を経験。まず、太田氏が残留争いをしているチームが直面する厳しい状況を振り返る。 「前半戦なかなか勝てなかったチームが、残り後半、数字上では行けると思ってはいても、そんなに簡単じゃないじゃないですか。チーム全体の雰囲気だったりとか、結果が出ないことに対しての自信の無さが、本当にピッチに出てしまう。『行くぞ』ってピッチには立つけど、先制点を取られるとガクっと落ちる。不思議なもので、あれって。本当に立て直すの難しいと思うんです」 坪井氏は、後半戦はマインドを変えていく必要があるという。 「どう空気を変えるかだよね、ここまで来ちゃうと。前半戦は、危機感をずっと持っておかないといけないと思っていて。ちょっと勝ち星がないチームは。『まだまだ、大丈夫』なんて思っていたら、すぐ終わっちゃうから。だけど中盤を越えて後半戦に入ってからは、危機感を持って一生懸命やっていて点を取られたら、(手を落とす仕草をしながら)そうなっちゃうから。 俺はもう後半に入ったら、どうやって空気を変えるかとか、ちょっと楽観的。『やるしかないじゃん』という空気にする選手が必要なのかなと。最初からそれだと手遅れ。最初は危機感を持ちながらやるんだけど、もうその段階じゃないから。後半戦に入ってきて、勝点も実際に見えてきているし、どれくらいで残れるって計算も、多分もうしているから。そこはもう危機感が絶対あるから、もうちょっと空気を変えないとっていう選手補強とかね。そういう選手が出てくるかどうかは、すごく重要かな」 ここで、那須氏が「不思議なことで本当に凄いシュートとか決まっちゃうんですよね。残留争いの時。何なんですかね。本当、何なんだろうと思う」と指摘すると、2人ともうなずく。 坪井氏が「だから俺、もうすごく曖昧なんだけど、もう空気感なんじゃないかって。やられそうな空気感が多分もう出てる」と笑うと、太田氏もファン・サポーターによるスタジアムの空気作りの重要性を強調。「残留争い、もう答え出ました。空気感」と那須氏が結論付けた。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部