神奈川県・黒岩知事が定例会見4月22日(全文1)今は神奈川に来ないで
県営住宅の期限付き提供や家賃減額など
既決予算等により速やかに実施する取り組みとして、住まい確保への支援として、解雇により住居からの退去を余儀なくされた方等に対する県営住宅の期限付きでの提供や、収入が著しく減少した県営住宅の入居世帯について、一定の基準により家賃減額を行い負担軽減を図るほか、5ページに移りますが、納税、水道料金等の支払いの猶予などを行ってまいります。 次に2。令和2年度4月補正予算案等の概要です。別紙をご覧ください。1、新型コロナウイルス感染症に係る緊急総合対策の予算規模についてですが、表に記載のとおり、これまでに措置を行った予算と今回の4月補正予算案を合わせ1183億8752万円となります。 次に2。4月補正予算案の概要についてですが、(1)会計別予算額は一般会計で537億8100万円。特別会計で2600万円。合計で538億700万円です。また、財源内訳ですが、記載のとおり国庫支出金が494億6500万円。財政調整基金等からの繰入金が43億4000万円。諸収入が100万円となっています。なお、国庫支出金のうち、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金については、休業要請先に対する協力金125億円のほか、職を失った方を県の非常勤職員として緊急雇用する経費や、学校の臨時休業に伴う補充のための事業に要する経費など34億8400万円を見込み、県単独事業分合計で159億8400万円。臨時の医療施設の設置など、国庫補助事業の地方負担分として80億1000万円。合計で239億9500万円の【コウフク 00:12:34】を見込んでいます。
補正予算案は4月24日に県議会へ提案
次に(2)。取り組みごとの補正予算額についてですが、先ほど説明させていただきました、それぞれの取り組みについて、表に記載のとおり補正予算を計上しています。この補正予算案については4月24日に県議会に提案いたします。以上が新型コロナウイルス感染症に係る緊急総合対策の概要であります。 今回の緊急総合対策は国が示した緊急経済対策に基づき、これらの取り組みをさらに推し進めることで新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するとともに、私たちの経済、社会を維持し、この危機を乗り越えていくためのものとなります。県民の皆さまにおかれましても、新型コロナウイルス感染症の終息に向けて、引き続きご協力をいただきますようお願いいたします。 次に外出自粛に関するお願いです。週末の湘南海岸や三浦半島などで地元以外の多くの人が車でどっと押し寄せ、海岸沿いの国道が大渋滞となる事態が発生しており、地元の住民の皆さんは大変困惑し、不安に思っておられます。このような状況を受け、本日の午前中に鎌倉市、藤沢市、逗子市、葉山町などの地元の市長、町長、神奈川県サーフィン連盟から、大型連休に向けて、より強力に外出の自粛の強化を要請してほしいという要望をいただきました。 そこでお手元にお配りした外出自粛に関する緊急知事メッセージ、「その外出は命よりも大事なものですか」を発信することといたしました。週末に湘南海岸や三浦半島などにドライブに出掛け、サーフィンなどのマリンスポーツやレジャーを楽しむための外出は、新型コロナウイルスの感染により命が脅かされることよりも重要なことなのか、皆さまには冷静に判断していただきたいと考えています。普段なら大型連休にはどんどん来てとお願いするところでありますが、今は逆です。神奈川には、湘南の海には来ないでいただきたい。観光地には行かないで、我慢していただくことをお願いしたいと思います。 そこで県が管理する海岸に、このような「海岸への立ち入りはお控えください」、「海岸への立ち入りはお控えください」との看板を掲示いたします。また、主要国道や県道にある道路情報板には「今は神奈川に来ないで」、「今は神奈川に来ないで」と表示しまして、強く要請してまいります。今後、県のホームページやSNS、テレビ、ラジオなど、さまざまなメディアを通じてメッセージの内容を広く発信していきたいと考えています。