全国に広がる「部活動改革」、自治体と指導者の“コミュニケーション”が成功の鍵!? 部活動の「地域移行」で、教諭たちの負担軽減を目指す
「今日、(気温が)28℃だから、氷あるので使ってもらえたら」と、指導者に氷を渡す永井さん。続けて、「体調不良者が出ちゃうといけないから」と伝えます。
地域クラブは子どもたちからも大好評。「部活よりレベルが高いから、ためになる」、「友達とかいろんな人とできて面白いです」、「違う中学校の子とかも来てくれるので、強い相手と戦えます」など、活動内容に満足する声が寄せられました。
しかし今後、地域クラブを平日にも広げる場合は、懸念もあるといいます。「指導者の報酬とか、物品の費用とか。いかにして資金を捻出していくかが課題に感じてます」と明かす永井さん。少しずつ変わっていく“部活動”。それぞれの自治体が今、試行錯誤しています。
約25%の自治体が地域移行を実施
全国の中学校で進められている「部活動の地域移行」。しかしスポーツ庁によると、昨年度時点で部活動の地域移行が“実施済み”となってる自治体は全体の約25%。全国の“4分の1”の自治体しか、進んでいないのが現状です。
土曜・日曜に行われていた部活動の大会や練習試合は、どのように対応されているのでしょうか。土日における部活動の地域移行が完了した東浦町の中学校では、大会には慣習上、“部活動”として参加することから、大会には従来通り、部活動顧問の教諭が参加しているといいます。 各自治体で進む、部活動の地域移行。子どもたちの“熱中する”という機会を奪わないことを大切にした上で、地域の特性に合わせた対策が必要です。
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