ミラノダービー勝利のフォンセカ監督、4-4-2採用に「チームの構造は同じ」モラタとエイブラハムの同時起用を説明
ミランを率いるパウロ・フォンセカ監督がミラノダービー後、同試合でシステム変更を行った理由を明かした。イタリアメディア『Football ITALIA』がそのコメントを伝えている。 【動画|インテル vs ミラン】セリエA 試合ハイライト ミランは現地時間22日、セリエA第5節インテルとの“ミラノダービー”に臨んだ。負ければフォンセカ監督の解任と報道された試合だったが、89分のマッテオ・ガッビアのヘディングシュートでミランが1-2と劇的な勝利を飾っている。 フォンセカ監督は試合後、『DAZN ITALIA』のインタビューに応じ「選手たちはとても勇気を見せてくれたし、勝利に値したと思う。インテルにこれまで多くの問題を引き起こしたチームは見たことがない」と振り返った。 今シーズン、リーグ・アンのリールより就任したフォンセカ監督は、就任以降4-2-3-1のシステムを使っていたが、今節の大一番で4-4-2を採用した。今夏加入したタミー・エイブラハムとアルバロ・モラタが攻撃時には前線で縦関係を築き、ラファエウ・レオンとクリスチャン・プリシッチが両翼に配置された。戦術変更の理由を問われたフォンセカ監督は「チームの構造を変えたとは思わない。少し違うことをしただけ」と答え、次のように語った。 「(守備で)困難に直面した時は、(ユスフ)フォファナがCBの間まで落ち、守ることをしただけで、変わったのは選手たちだ。モラタはリヴァプール戦での(ティジャニ)ラインデルスと同じ役割を担ったので、特に変更はなかった。モラタの方が簡単にボールを前進させることができ、チームの構造は同じだった」 インテルとのダービーマッチに勝利したことでフォンセカ監督は「もう少し自信を持てる週になるだろう」と、安堵の気持ちを覗かせた。また今後の試合に向けて「私にとって重要なのは、選手たちが私たちの考えを信じることだ。改善しなければならないことはわかっているが、今日は選手たちの勝利だ」と語っている。
SPOTV NEWS