「純正」「模倣」「互換」どう違う?浄水カートリッジの模倣品に注意【Nスタ解説】
LIXILの担当者は「並べると違いが分かるが模倣品“単体”だけでの見分け方は非常に困難」だと話します。 また「素材も違う」場合もあるそうです。カートリッジの断面を見ると、純正品は『芯材はセラミック・活性炭は“綿状”』になっています。一方、模倣品は『芯材は不織布?のようなもので、活性炭は“粉状”』です。 日比キャスター: 中身を見ることがないので難しいですね。 ■「純正品」「模倣品」「互換品」の性能は?偽物を使って健康被害は? 高柳キャスター: LIXILでは2024年11月に浄水カートリッジの「純正品」「模倣品」「互換品」の性能確認試験を行いました。 水道の蛇口にそれぞれのカートリッジを取り付け、流れ出た水道水に塩素に反応する試薬を垂らすと「純正品」はフィルターを通して塩素が取り除かれ、水は無色透明のままでした。しかし、「模倣品」と「互換品」は試薬に反応してピンク色に。偽物では塩素を除去できていないということがわかりました。 塩素が除去しきれていない「模倣品」と「互換品」のカートリッジを使用して問題はないのでしょうか。 LIXILの担当者は「健康被害の報告はないが、模倣品の製造工程が不明なため否定はできない」といいます。 南波雅俊キャスター: 模倣品の使用は犯罪になるのでしょうか。 高柳キャスター: 商品としての条件をクリアしていないので(模倣品の使用は)駄目です。互換品に関しては難しいところで、メーカーが出しているものではないので不透明な部分が多いということや、全く同じパッケージではないので、その点に関しては注意が必要になります。 山内キャスター: 『本物のふりをして販売しているので私達が騙されてしまう』というのが模倣品、互換品は『これも使えますよという売り方をして、純正品ではないことを一応アピールしている。けれども効き目に関してはちょっとわからない』ということですね。 私はカートリッジの定期交換をお願いしています。純正のメーカーから定期的に1年に1回届くのですが、このようにすると模倣品に騙されることはなくなりますよね。
高柳キャスター: 浄水カートリッジの“非純正品”は、大手メーカー7社を中心にアマゾン・ヤフーショッピングなどに出品が急増しているそうです。9月には浄水器協会が偽物に注意するよう緊急の呼びかけを行いました。 日比キャスター: 大手サイトであまりにも安いものは気をつけた方がいいですね。ただ相場がわからないと思いますので公式サイトで確認をしたり、店舗で聞いてみるといったワンアクションが必要ですね。 高柳キャスター: ECサイトに出ているものに関しては、出品元を確認しメーカーから出ているかどうかを確認してください。
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