危機的状況のソシエダだが…指揮官イマノル「不快に思う人もいるかもしれない。だが私はかつてないほど期待を抱いている」 | ラ・リーガ
21日のラ・リーガ第6節、レアル・ソシエダは敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦に臨む。前日会見に出席したイマノル・アルグアシル監督は、危機的と騒がれる状況にも平静を保っていることを強調した。 今季ラ・リーガ6試合を1勝1分け4敗と低調な成績で終えたソシエダ。外部からは不安や批判の声が上がっているが、イマノル監督は自身も選手も前向きであることを主張している。 「悪いスタートを切ったことは否定できない。今はあまり話をすべき時期ではないと思う。簡単な状況ではないことは分かっている。私が語る言葉から、君たち(報道陣)もファンも何かを感じ取ろうとしてしまうだろう。ただ、私は本当に落ち着いている。別に取り繕っているわけではないよ。自分たちの何が良くて何がいけないか、私は理解しているつもりだ」 「私はかつてないほど期待を抱いている。不快に思う人もいるかもしれないが、私はとても、とても落ち着いているんだ。選手たちはナーバスになっていないか? まったくだよ。それは私の落ち着きが伝わっているからかもしれないし、チームの良い部分と悪い部分を分析しているからかもしれない。私たちは、これからチームが上向いていくと思っているんだ」 イマノル監督のソシエダは4-3-3を使い続けているが、違うシステムに変更した方がいいとの指摘もされている。 「4-3-3が出発地点だとしても、攻撃のフェーズでその並びは随分変わっているんだ。それはこちらと相手の選手たちに依存している。守備に関しても同じだよ。システムは私が一番心配していないことだが、しかし頭の中で何度も繰り返し考えてはいる。各選手の最大限の成果を引き出さなくてはいけないのだからね」 「ここまでシステムは変えていないが、それはプレシーズンをしっかりとこなしていないからだ。最後の週に合流した選手たち含めて、このチームのすべての選手が4-3-3に適応しているわけだからね。レアル・マドリード戦ではその4-3-3が機能したものの、一方でマジョルカ戦の内容はシステム変更の可能性を検討させるものだった」 「同じシステムを使い続けると決めたのは、多くの新加入の選手がいたからだ」 これまでも決定力不足に悩んできたソシエダだが、今季はその傾向が強まっている。 「完全に同意するよ。別に目新しいことではない。しかし6~7選手のラインをつくられたり、11選手全員をペナルティーエリアに配置されてしまえば……。私たちはアタッキングサードまではしっかり進めている。だがシュートを打つ状況までは到達できていない……。数年前は多くのチャンスを生まずに1-0で勝つことができていた。少ない決定機を決め切り、相手のゴールを許さずにね」 クラブの象徴FWミケル・オヤルサバルは、選手たちが最高のレベルになく、これから良くなっていくと話していた。 「同意できる部分もあるが、全面的ではない。何人かの選手はプレシーズンをこなせず、負傷していた選手もフィジカル的に調子が悪い選手もいる。そのほかは、確かに最高のレベルを引き出すことができていないね」 「それだけでなく、私たちは対戦相手にプレゼントをしてしまっている。自分たちが輝けず、逆にプレゼントをあげてしまえば、負けることは当たり前だろう……」