赤井英和の一本の電話がすべての始まり…大阪名物「串かつだるま」 年間240万人が訪れる超人気店、成功の軌跡
女性・ファミリー層の獲得…道頓堀の巨大人形誕生秘話
それでも2000年代初頭の「串かつ」は新世界のローカルフードという位置づけ。女性や子どもにとって串かつ店は近寄りがたい雰囲気があり、入りづらい状況でした。上山さんの目標は串かつを大阪名物にすること。そこで店舗をガラス張りにすることで、中の様子がよく見えるようにしました。これが大成功!女性層やファミリー層を呼び込むことができました。「地元客に加え、若い女性、ファミリー層や旅行客などが増えた」と上山は振り返ります。誰でも入りやすい店構えに変えることで「串カツだるま」は大阪名物と呼ばれるまで成長しました。
大阪の新名所!?串かつだるまの巨大人形
「串かつだるま」といえば、上山そっくりの人形を思い浮かべる人も多いはず!元々は新店舗のお祝いの席での、赤井から上山へのプレゼントでした。赤井がおもしろいプレゼントをしたいと考えた人形。この人形をもらった上山は「等身大にして、店の前に置くのはどうですか?」と場を盛り上げます。もっとおもしろくしようと、「10分に1回くらいアゴを伸ばそう」「同時に目玉をびょーんと飛びださせよう」といった宴席での悪ふざけを形にした結果、あの等身大人形が誕生したのです。 赤井を笑わせたいという思いから作った等身大人形はなんと一体125万円。目玉とアゴが飛び出るこの人形は、来店客の記念撮影スポットとして定着。SNSの普及もあり、知名度アップに貢献しました。 さらに2020年、等身大の人形だけではなく2億円をかけて道頓堀に全長12メートル・重さ20トンもの巨大人形も制作! 串かつのルール「二度漬け禁止」や「ミナミの街の安全」を回転しながら見守っています。回転させるための土台はなんと4000万円。さらに目玉からレーザー光線が出るようにしようかと考えたが、さすがに費用が高額とのことで断念したそう。
「串かつ」を大阪名物と呼ばれるまで有名にした上山が大切にしていること
赤井の無茶ぶりから「串かつだるま」を引き継ぎ、串かつを大阪名物と呼ばれるまで有名にした上山。そんな上山は『感謝と謙虚』を大事にしていると言います。 お客様、従業員の方々、赤井への感謝、そして人に偉そうにしないという気持ちを忘れずに働いています。 ちなみに、50種類以上もあるメニューの中で、赤井英和おススメの食べ方は「豚かつキムチのせ」。 「豚かつ」と「キムチ」を注文し、“豚キムチ”風にするというもの。さらに、コロナ禍の影響で生まれた「マイソース」を注文すれば禁断の「二度漬け」も可能に!ぜひ試してみてください。 〇番組名 日経スペシャル もしものマネー道もしマネ 〇内容 『もしもの時』に備えるマネー道!マネー活用バラエティ! 〇放送日時 テレビ大阪 第1~3日曜日 午後2時放送!放送終了後はYouTubeチャンネル、TVerで無料見逃し配信中。 (まいどなニュース/クラブTVO編集部)
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