レバノン南部で医療従事者5人死亡、国連基地への攻撃でも負傷者
[ベイルート 22日 ロイター] - イスラエル軍は22日、地上部隊と親イラン武装組織ヒズボラ戦闘員との衝突が続くレバノン南部と首都ベイルート郊外を攻撃し、少なくとも5人の医療従事者が死亡した。 レバノン保健省によると、死亡した5人はヒズボラ傘下の救助隊に従事していたという。 イスラエルはヒズボラに対する激しい軍事作戦を続けており、米特使による調停努力が即時停戦につながるという期待が後退している。 レバノン首都ベイルートを訪れていたホックスティーン米特使は19日、「停戦は手を伸ばせば届く場所にある」と述べていた。 イスラエル軍は国境沿いでヒズボラと戦闘を繰り広げており、今週は国境から6キロほど離れたキヤムの奥深くまで進軍した。 ヒズボラは22日、キヤムの東からイスラエル軍に少なくとも4回ロケット弾を発射したと発表。一方、レバノンの治安筋はロイターに対し、イスラエル軍は西側の集落にも進軍したことを明らかにした。 また、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)報道官は22日、レバノン南部のUNIFIL基地に2発のロケット弾が発射され、イタリア人兵士4人が軽傷を負ったと発表した。