体操男子3冠の岡「本当にヤバいことをしちゃったんだなと」笑顔で一夜明け会見
パリ五輪男子体操で団体、個人総合、種目別鉄棒で金メダル、同平行棒で銅メダルを獲得した日本代表の岡慎之助(20)=徳洲会=が種目別決勝から一夜明けた6日、パリ市内で会見に臨んだ。 【写真】慎ちゃん覚醒 金メダルを手に笑顔の岡慎之助 5日は鉄棒で金、平行棒で銅メダルを獲得。「鉄棒で金はうれしいですけど、鉄棒の金メダルより、平行棒の方がうれしい。(平行棒は)自分の体操の魅力が出せた。練習以上のものが出せてうれしい。(鉄棒は)最後までミスなくやり切れたことが金メダルにつながったのでよかった」と喜びを口にした。 体操は全日程が終了。前夜はチーム全員で食事に出かけ、まず団体金メダルを祝ったという。普段から年上のチームメートを「お兄ちゃんたち」と呼ぶ最年少の20歳は「全員で食事に行って、やっとおいしいものを食べられた。日本に帰ってもお兄ちゃんたちと祝いたいと思います」と頰を緩めた。金3、銅1のメダルを獲得した自身の偉業については「(チームメートから)『すごいよ』じゃなく『ヤバいよ』としか言われなかった。本当にヤバいことをしちゃったんだなと思いましたね」と笑い「3冠が52年ぶりという記事を見て『マジか~』みたいな。そこですごい実感がわきました」と振り返った。 自身初の五輪で、体操ニッポンの新エースに躍り出た岡。「自分の体操が世界で花開いて、世界でもこうやって評価されるところも見てもらえたのがうれしい」と喜び「体操ブームが来て、試合とかも会場が満席になって、もっともっと体操が盛り上がってほしい」と願った。