東京消防庁が出初め式…大規模災害の対応訓練も 仕事始めで小池知事「都民の『手取り時間』増やす」
新春恒例となる東京消防庁の出初め式が1月6日、東京・江東区で開かれ、東京消防庁の職員や消防団員およそ2900人が参加しました。 江戸時代の火消し文化を伝える伝統のはしご乗りも披露され、地上6メートルの高さからはさまざまな技が繰り出され、訪れた観客から大きな拍手が送られました。出初め式に参加した東京都の小池知事は2024年に南海トラフ地震の臨時情報が発表されたことを受け「大規模災害の発生が現実味を帯びてきた」と話し、防災力の強化を図る考えを明らかにしました。小池知事は「東京都は『備えよ常に』の精神で、燃えない・燃え広がらない街づくりのため、木密地域の解消をはじめ、震災への備えを強力に進める」と訓示しました。 <都庁で仕事始め 小池知事「都民の『手取り時間』増やす」> また、仕事始めとなった東京都庁で小池知事は職員に向けた新年のあいさつで、行政手続きのデジタル化をさらに進めることで「都民の『手取り時間』を増やす」と呼びかけました。小池知事は「世の中の流れは極めて激しく急。デジタルの力を有効に活用して、課題解決のスピードアップを図る。1日24時間0分0秒の時間をいかに節約し、スムーズな流れの中に都民の自分時間=『手取り時間』を増やすか。ここも、デジタルの力が有効」とあいさつしました。 その上で小池知事は2025年度から東京都が導入するフレックスタイムを活用した週休3日制などにも言及し「新しい働き方のモデルを都庁から作っていく」としています。