『クトゥルー神話解体新書 2』が8月30日に発売。人物や地理・天文、という前作にはなかったカテゴリが追加され、神話世界をより深く知れるようになった冒涜的な一冊が登場
数多の邪神や神話生物たちが跋扈する世界を描いた創作シェアワールド、クトゥルー(クトゥルフ)神話体系の設定や関連作品などを一手に取りまとめた『クトゥルー神話解体新書』。その続編として『クトゥルー神話解体新書 2』が発表されている。 発売日は8月30日を予定しており、現在Amazonや書店などで予約を受付け中。価格は税込みで2200円だ。 クトゥルー神話の世界観や神格、生物や書籍などの情報を主だった情報として収録していた前作に対して、本書は新たなカテゴリを追加して、より広汎な情報を取り扱っている。前作と合わせることでクトゥルー神話の事典本として機能するが、本書だけでも多くの情報を扱っているという。 新たに追加されたカテゴリの1つ目が「人物」カテゴリで、ここではフィクション/ノンフィクションを問わず、クトゥルー神話において重要な役割を担った人々を紹介する。加えて、「魔術師」や「学者」といった、クトゥルフ神話の物語で頻繁に登場する職業などについての解説もある。 もう一つの大きな追加カテゴリが「地理・天文」カテゴリだ。こちらもフィクション/ノンフィクションを問わず、クトゥルー神話と縁の深い土地や登場作品などについて地図入りで解説してくれる。さらに、「アトランティス大陸」や「ムー大陸」といった古代の大陸や、「シャッガイ」「ベテルギウス」「ゾス星系」などのクトゥルー神話と縁の深い天体についての解説もあるという。 著者の森瀬繚は長年クトゥルー神話関連作品の紹介や翻訳などに取り組んできた人物であり、関連書籍や出典された作品など、世界観以外の情報も充実しているとのこと。そのため創作の足がかりとしてはもちろん、クトゥルー神話の世界をより広げる目的で読むこともできそうだ。
電ファミニコゲーマー:恵那
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