虎のソナタ 縁起がいい?連載6666回目 04年10月27日付紙面で始まった虎のソナタ…次回ゾロ目は3年後
暑い暑い。梅雨もきていないのに、真夏日を通り越して猛暑日じゃないですか。関西も暑い。気象庁によると、14日の最高気温は京都市が全国で最も高く、35・9度だったそうだ。あちぃ~。 編集局の片隅でうちわをあおいでいると、当番デスクの阿部祐亮が言ってきた。 「虎ソナは6666回なんです」 確認すると…ホントだ。「こちらサンスポ編集局」のサブタイトルがついている、この「虎のソナタ」は連載6666回目を迎えた。同じ数字がズラリと並ぶと、なんだか縁起がいい気がする。 6といえば、阪神なら藤田平、和田豊、金本知憲といった、名選手にして監督も務めたレジェンドが長くつけていた背番号。おいそれとつけられるものではないのか、金本監督が退いた後は空き番号になっている。 他球団でも内野手のレギュラーが背負っている番号のイメージが強い。現役なら巨人の坂本勇人、西武の源田壮亮、ソフトバンクの今宮健太、オリックスの宗佑磨…みんな守備がうまいな。 引退した選手だと、落合博満が思い浮かぶ。ロッテ、中日、巨人で6番を背負った。中日監督の時は66だった。サブデスクの牧慈は「僕は6番といえば巨人の篠塚かなぁ」とつぶやいていたが、年代によって思い浮かぶ選手は違うでしょう。 いや、6ではなく、話題は6666だった。数字を使って伝えられる〝天使からのメッセージ〟という「エンジェルナンバー」で6666は、お金や物への執着が強いことを表す数字だそうだ。だからというわけではないが、阪急阪神ホールディングスの株主総会の取材に行った虎番サブキャップの原田遼太郎に話を聞いてみた。 「外も暑いですが、中も熱かったですよ。宝塚ファンの方々が熱い思いを述べられていて、大荒れでした」 阪急阪神HDの株主総会といえば、例年なら阪神ファンの株主がタイガースへの不満をぶつけて、それを大きく報じるのが恒例なのだが、今年はそれどころではなかった。質問者15人のほとんどが宝塚歌劇団の問題を糾弾し、阪神タイガースについて質問したのはたったの2人。めちゃくちゃ険悪な雰囲気のまま閉会したという。 「角会長に『辞めろ』とか、劇団員のいじめ問題について『当事者をつれてこい』とか怒号も飛んでいましたし、かと思えば『公の場で名指しにするのはよくない』という人もいて、株主の間でも意見が分かれていました」