北米未導入の3S-GE Beamsエンジンにスワップするなど、走りもゴキゲンなスターレット（KP61）

高性能版3S-GE搭載で走りもバリバリ！ 動いてもゴキゲンな痛快マシン☆ BASE CAR：スターレット（KP61）／1981年型 【画像14枚】本格レーシング仕様の足回り、JDMな雰囲気も演出するインテリア、北米未導入の“ビームス”にスワップしたエンジンなど、手数盛り×2のKP61スターレットの詳細はココをチェック!! 完成度の高い作業が進むにつれて、せっかくならエンジンも載せ替えちゃおうかと話が発展したこのスターレット。 当初は4A-Gが候補にあがったが、よりレアなDual VVT-i付きの3S-GE Beamsに決着した。 ただの3S-GEへのスワップはよくある話だが、アルテッツァに搭載されていたBeams仕様となると、レクサスISには未採用なので、北米だと存在自体がレアなのも見逃せないところ。 なんとかエンジンと6速MTを入手すると、ミッショントンネルを加工してズドンと搭載。 リアには3インチナロー化したAE86のホーシングを流用している。 4連スロットルはAE111の4A-GE20V純正を流用するが、スロットルリンケージが目立たないよう、上下逆さに付けられるアダプターを製作。 ヘッドカバーもあえて18R-Gのようなレトロな見た目に作り直すなど、凝った細工が散りばめられた。 スペアタイヤを取り除いてできたリアのスペースには17ガロンの燃料タンクを設置。 フェンダーの給油口をスムージングし、ナンバープレートの後ろに隠れる位置に新しい給油口を設けている。 ボディカラーは、当初グリーンにする案もあったが、オーナーがマイアミ出身ということもあってポルシェのマイアミブルーを選択。 結果、TRDストライプとのコントラストも効いた、ショー映えするポップな仕上がりとなったのだ。 最初はただ雨漏りを直すだけのハズだったこのスターレットは、4年半に渡る製作過程から、周囲でも評判となり、ついには’21年のSEMAショーで初出しするという栄誉を獲得。 見た目の派手さに反し、噛めば噛むほど味の出てくる玄人好みな仕上げも話題となり、全米に知れ渡るKP61としてスターダムを駆け上がっていったのだった。