菊池風磨、『私たちが恋する理由』でも“菊池節”炸裂!? timeleszの新章と重なる新たな挑戦
10月12日スタートのオシドラサタデー『私たちが恋する理由』(テレビ朝日系)で、timeleszの菊池風磨が主演を務めることが発表された。 原作はma2の同名人気コミック(シュークリーム『OUR FEEL』連載)で、ヒロインに久間田琳加を迎え、焦れったくもほろ甘い“大人のピュア恋”を繰り広げる。 オシドラサタデーには今回で3度目の出演となる菊池。1作目は生田斗真が主演を務めた2021年1月期放送の『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』で、生田演じる主人公の吉丸圭佑の息子・空(潤浩)の家庭教師を務める大学3年生という役どころを演じ、TERASAで配信された同作のスピンオフドラマでは主演を務めた。 2作目は、2022年7月期放送の『トモダチゲームR4』。ドラマのオリジナルキャラクター・火室ノベル役で出演。主演を務める美 少年の井上瑞稀、猪狩蒼弥(HiHi Jets)ら、事務所の後輩との共演を果たした。出演にあたり、「下手な姿は見せられない」と語りつつも、役者として伸び伸びやっている後輩の姿を見るのが楽しみとコメントしていた。また、Sexy Zone(現timelesz)が主題歌「Trust Me, Trust You.」を担当するなど様々な角度からドラマを支えた。 さて、今作で菊池が演じる黒澤智也は、33歳、入社11年目の営業部第一課の課長。感情をあまり表に出さない寡黙なタイプで、愛想笑いやお世辞は苦手。正直でハッキリとした物言いをするため、周りからは怖がられている。しかし、実は情に厚くて優しい性格で、一人暮らしが長く料理が得意……と説明を読んだだけで早くもハマり役の予感だ。 近年で、菊池が出演したラブコメディ作品でいえば、2022年11月期『ファイトソング』(TBS系)で演じた夏川慎吾役が記憶に新しい。清原果耶演じる木皿花枝に片思いしている役で、チャラさを上手に取り入れた演技は菊池ならでは。 2023年4月期に倉科カナとのダブル主演を務めた『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)では、肉食系年下イケメン男子・本宮蒼太役を好演。マンションの隣に住む年上女性との恋模様を描いた作品で、“年下男子”らしい愛らしさを見せながら、胸キュンな言われてみたい言葉を丸みのある声で放つ。清潔感に溢れ、膝枕やバックハグなど絵になるシーンが多いのも特徴で、いまだ色濃く記憶に残っている人も多いはず。 また、ラブコメには照れがあると話し、自身を「山田涼介だと思って」演じると決意を語った『ウソ婚』(2023年7月期/カンテレ・フジテレビ系)では、夏目匠役を演じた。クールなハイスペック男性と思いきや、ここでも菊池節を発揮。ライブにバラエティ、そして演技でも視聴者を翻弄する。菊池が出演するドラマは、予想のつかないプラスアルファを与えてくれる。 2023年10月期『ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~』(日本テレビ系)で演じた饗庭蒼一郎役から1年弱。ふたたび恋愛マンガ原作のドラマで主演を務める。今作では笑わないクールな役と、菊池のまた新たなギャップが楽しめそうだ。 俳優としての活躍だけでなく、バラエティ番組、そしてグループ活動もある中で、さらにtimeleszの新メンバーを募集するオーディション『timelesz project』も同時に走っていることを思うと、菊池のエネルギッシュな姿にはまたしても刺激をもらう。 一見するとクールなタイプにも見えるが、発言や言動からは彼の愛情深さを感じずにはいられない。今作では「煩わしい人間関係の火種になりかねない“恋”とは距離を置いてきた」という直近では新鮮な役柄に挑戦する。“おふざけ禁止”、“アドリブなし”という今回の役をどのように演じるのか、俳優・菊池風磨の活躍が楽しみだ。
柚月裕実