冬の交通事故防止運動、期間中の県内死者は9人 埼玉県警のまとめ さいたま市の国道では2人が死亡する事故
冬の交通事故防止運動期間(1~14日)に起きた埼玉県内の交通事故による死者は、前年同期に比べて1人増え9人だったことが18日、県警のまとめで分かった。 冬の交通事故防止運動期間中の10日に国道463号で発生した2人が死亡する事故の現場【写真3枚】
県警交通総務課によると、期間中の10日には、さいたま市桜区の国道463号を走行していたトラックが除草作業のため停車していたトラックや作業員の男性らに相次いで衝突して男性2人が死亡した事故があった。事故は午後4時過ぎの発生で、捜査関係者によると、運転手は「西日がまぶしく見えにくかった」などと話していたという。そのほか、7件の死亡事故が発生した。 人身事故は685件で前年同期比23件減少。負傷者は18人少ない801人だった。一方で、物件事故は6573件で340件増加した。 県警はホームページや交流サイト(SNS)などで、年末の時期は通勤通学時間帯と朝日や夕日の太陽光がまぶしくなる時間帯が重なることなどから、視界不良による事故が増加する傾向にあるとして、車に備え付けられているサンバイザーや運転用のサングラスの着用を呼びかけるとともに、「場合によっては運転を控えるようにお願いしたい」としている。