<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/13 苦しい時こそ笑う 諸田一真選手(2年) /広島
滋賀県に暮らす両親から昨秋の中国地区大会前に、独立リーグ・栃木に所属する川崎宗則さんの著書が届いた。米大リーグでも活躍した川崎さんの「苦しい時こそ前に出る」姿勢に尊敬を覚え、著書のタイトル「逆境を笑え」を信条に据えた。 2015年夏の甲子園で早稲田実(東京)と接戦を演じたチームに憧れて入学。2年がたち、苦手だった守備も「こなしたノックの数だけ、自信がついた」と胸を張る。 昨秋の県大会と中国地区大会では一塁手として4試合に出場したが、得意の打撃で納得できる結果を出せず、歯を食いしばってバットを振る日々が続く。「ここから自分を高め、センバツでは好機で打ちたい」と前を向いた。【中島昭浩】=つづく