国宝「狐ケ崎」の複製完成 岩国市の吉川史料館で一般公開
鎌倉時代に作られた吉川家ゆかりの国宝の太刀「狐ケ崎(きつねがさき)」の複製を安芸吉川会(広島県北広島町)が完成させ、13日、山口県岩国市横山の吉川史料館を運営する吉川報效(こう)会に寄贈した。刀身を2022年に仕上げた後、鞘(さや)や鍔(つば)など外装を制作していた。14日から12月1日まで同史料館で一般公開される。 太刀は平安後期から鎌倉前期にかけての刀工・為次の最高傑作とされ、吉川家の家宝として800年伝わる。長さ78・5センチで、実物は同史料館が所蔵している。
中国新聞社