ミャンマー少数民族武装勢力、軍管区司令部の1つ「完全に占拠した」
ミャンマー北東部シャン州で3日、少数民族武装勢力が国内に14ある軍の管区司令部の1つを「完全に占拠した」と発表しました。軍が管区司令部を失うのは初めてです。 ミャンマー北東部シャン州の少数民族武装勢力「ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)」は3日、軍の北東軍管区司令部を「完全に占拠した」とSNSで発表し、司令部前で撮影したとする兵士の写真を投稿しました。 「ミャンマー民族民主同盟軍」は去年10月、「軍事独裁政権を終わらせる」と一斉蜂起した3つの少数民族武装勢力の一つです。 3つの武装勢力と軍は今年1月、中国の仲介により一時停戦で合意したものの、その後、戦闘が再開されていました。 軍が国内に14ある管区司令部を失うのは初めてで、劣勢が鮮明となっています。