北陸新幹線が金沢まで延伸開業「北陸が“近くて近い”関係に」 JR長野駅で出発式
沿線の時間短縮は、在来線の上越経由がネックになっていた長野へのメリットも大きく、長野~金沢間が約2時間の大幅短縮になります。長野~上越間も近距離でありながら富山~東京間とほぼ同じ約1時間の短縮です。 沿線各県は、首都圏や関西とも近くなる金沢までの延伸効果に期待し、県によっては100億円近い波及効果を試算。誘客対策などで各県がしのぎを削り、商工会議所なども含め戦略を練っています。金沢、富山、長野など沿線の主要都市を中心に“都市間競争”と呼ばれる状況が生まれるとの予測がある一方で、都市間の協調・連携で信越・北陸の広域的な観光戦略の展開も可能になるとの期待も広がっています。 (高越良一/ライター)