【巨人】サヨナラ負けで初登板初先発のドラ5・又木鉄平の初勝利消えた バルドナードが9回に2失点
◆日本生命セ・パ交流戦 西武4×―3巨人(1日・ベルーナドーム) 巨人のドラフト5位左腕、25歳の又木鉄平投手がプロ初登板で初先発。6回まで投げ2安打無失点と好投し、初勝利の権利を持って降板したが、9回に守護神・バルドナード投手が逆転を許し、サヨナラ負け。又木の初勝利はならなかった。 【動画】悪夢…9回2死からサヨナラ負け 又木は初回、先頭の源田壮亮内野手にいきなり中前打を打たれ、送りバントで1死二塁。2死から中村剛也内野手に四球を与え一、二塁とされたが、蛭間拓哉外野手を二ゴロに抑えた。 3回は1死から2連続四球でピンチを作ったが、中村剛を二飛、蛭間を149キロの直球で空振り三振。4回は3者凡退、5回は2死から四球を許したが、無失点。 2点のリードをもらった後の6回は、先頭の中村剛に左前打、2死から佐藤龍世内野手を四球で歩かせたが、古賀悠斗捕手を左飛に打ち取った。 7回は小刻みな投手リレー。2番手の大江竜聖投手が1死から四球と安打で一、二塁としたところで、3番手で船迫大雅投手が登板。外崎修汰内野手に左前適時打を許し1点差。中村剛の投ゴロで2死二、三塁となり、4番手で高梨雄平投手がマウンドにあがり、蛭間を投ゴロに仕留め、踏ん張った。 打線は西武の先発・渡辺勇太朗投手に1回から3回までパーフェクトに抑えられ、4回に先頭の丸佳浩外野手はチーム初ヒットとなる左前打で出塁したが、ヘルナンデス外野手が空振り三振、吉川尚輝内野手は一ゴロ併殺打に倒れ、3人で攻撃を終えた。 5回は岡本和真内野手が先頭で左前打。2軍で調整し5月31日に1軍に昇格し、この日は「5番・指名打者」でスタメン出場の大城卓三捕手が、4月20日の広島戦以来、27打席ぶりのヒットとなる中前打で続き無死一、二塁。泉口友汰内野手がきっちりバントで送り1死二、三塁としたが、「7番・一塁」で初スタメンのウレーニャ内野手は見逃し三振、小林誠司捕手は右飛に倒れ、得点できなかった。 6回、先頭の立岡宗一郎外野手が右前打で出塁。丸は中前打、ヘルナンデスも左前打で続き3連打で無死満塁とし、吉川の右前に落ちる当たり(一塁走者のヘルナンデスが二塁封殺で記録は右翼ゴロ)で立岡が生還し1点。さらに、岡本和の左犠飛で2点目を奪った。 8回は西武の2番手・佐藤隼輔投手から先頭の立岡が四球、1死からヘルナンデス、吉川も四球を選び1死満塁。代わった3番手・平井克典投手から、岡本和は2打席連続の犠飛となる左犠飛を放ち、3点目を挙げた。 しかしその裏の8回に登板したドラフト1位右腕・西舘勇陽投手が代打・元山飛優内野手に右翼席に飛び込む1号ソロ本塁打を浴び、再び1点差とされた。 9回はバルドナードが登板。先頭の源田にファウルで粘られ11球目を左前打され、送りバント、外崎には四球で1死一、二塁のピンチ。中村剛は右飛に抑えたが、蛭間に左前タイムリーを打たれ、同点。さらに、8回に代打本塁打を放っている元山に痛恨の右前打を打たれ、二塁から外崎が生還しサヨナラ負けとなった。
報知新聞社