ロフトを就寝スペースとして考えるのは絶対にNG!居室を整える住まいのヒント
快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。
居室を整える住まいのヒント
ひとり暮らしの部屋では、リビングと寝室が同居していることも多いでしょう。生活のなかで多くの時間を過ごす部屋のため、快適な空間にしたいと思うのは当然のこと。個人的な経験や不動産賃貸業者として学んだ知識から、居室を整えるヒントをお伝えします。
ロフトを就寝スペースとして考えるのは超NG!?
〝どうすれば快適な空間にできるのか?〟〝部屋づくりでやりがちだけど、やらないほうがいいのはどんな行為か?〟いくつか注意点は挙げられます。部屋選びの段階から気をつけたいポイントのひとつとしては、ロフト付きの部屋があったときにどう考えるかということがあります。 「ロフトを就寝スペースにすれば部屋が広く使えるのではないか」と考える人は少なくないはずですが、実をいうとこれが失敗の元になりやすい! 部屋の熱気は上に行くので、夏場はクーラーなどを点けていてもかなり暑くなるからです。寝苦しくてたまらず、結局、寝場所を変えて、ロフトは物置になりがちです。もし空間を有効利用したいなら、ベッド選びでも工夫ができます。 私はロータイプのロフトベッド(二段ベッドの一段目のベッドがないような形態のもの)を使っていますが、これは便利です。床とのあいだに高さ1メートルほどの空間を取れるので、そのスペースを有効活用できるからです。 ベッド下に本棚を置いて本を並べ、手前にヨガマットを敷いています。ベッドの下でも圧迫感なく座ることができるので、マットの上では腕立て伏せや腹筋などのトレーニングをしています。部屋の中でもかなり好きな空間になっています。 ハイタイプのロフトベッドを選んで、その下にパソコンデスクやソファなどを置く人もいるようです。それも便利だと思いますが、あまり寝る場所が高い位置になると、やはり夏場は暑いかもしれません。また、階段の上り下りも意外に面倒なものです(ロータイプのロフトベッドなら階段は三段くらいなのでそれほど面倒ではありません)。 ひとり暮らしのワンルームや1DKでは家具などの配置、空間の割り当てがとにかく重要ポイントになるので、最初の段階でこうしたこともよく考えておきたいところです。
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