かつてオバマ大統領で大盛り上がり「小浜」も期待!観光列車『はなあかり』きょう運行開始 車両はすべてグリーン車以上【敦賀駅~城崎温泉駅】
「穴場な感じです」知る人ぞ知る観光地として注目『夕日ヶ浦』
いまかいまかと『はなあかり』の運行を待ちわびる地域はほかにも。京都府京丹後市の夕日ヶ浦木津温泉駅。駅構内には足湯があり、旅の疲れを癒すにはうってつけ。ノスタルジックな雰囲気が漂います。 名前の通り、温泉街ですが、同じ北近畿で有名な城崎温泉と比べると知名度はいまひとつ。それでも最近は、“映えスポット”を整備するなどし、知る人ぞ知る観光地として注目されつつあります。 (観光客)「すごく良さげやなと思っています。穴場な感じです」 (サーフィンに来た人)「(波が)めっちゃ良かったです。ここはチェックしに来ますね、絶対」 もちろん海の幸も豊富。のどぐろやアオリイカは絶品です。 (大阪から来た人)「わざわざここに魚買いに来るんです。鮮度が全然違うし。カワハギも良いですよ」
伝統工芸「丹後ちりめん」のオブジェ作る職人
丹後地方は織物の産地としても有名です。中でも「丹後ちりめん」は独特のシボと呼ばれる凹凸が生地の表面にあるのが特徴で、『はなあかり』ではアート作品が車内で展示されています。 作品を手掛けたのが、臼井勇人さん。伝統を身近に感じてもらおうと丹後ちりめんを使った取り組みを進めるなかで声がかかりました。 (臼井織物 臼井勇人さん)「はなあかりの車内に飾るオブジェを作らせていただきました。(10個の作品は)それぞれ表情が違っていて、それを見ていろんな織物があることを知ってもらいたい」
夕日ヶ浦のとっておきは…『夕日』 「日本の夕陽百選」に選ばれたことも
運行を機に、城崎温泉に追いつけ追い越せで魅力を発信したい夕日ヶ浦。地元の“とっておき”を旅館の人に聞きました。 (一望館 奥弥生支配人)「ぜひですね、この夕日ヶ浦の『夕日』をごらんいただきたい」 そう、「日本の夕陽百選」に選ばれたこともある夕日です。この旅館では、地元の魚介類を中心に京丹後の名物を一度に楽しめるメニューを用意。『はなあかり』でやってくるお客さんが舌鼓を打ってくれる日を心待ちにしています。 (一望館 奥弥生支配人)「はなあかりが敦賀から城崎まで。しかもこの夕日ヶ浦木津温泉駅にも停車するということで、より多くのお客様が来ていただける道ができたのかなと思います。(Qはなあかりに乗りたい?)乗ってみたいです!いろんなところに行ってみたいなと思いますし。私たちも新たな発見があるんじゃないかなと思っているので、すごく楽しみにしております」 沿線の人たちの期待ものせて、観光列車「はなあかり」は10月5日土曜日、運行開始です。