偏食家の息子は「カップ麺」が大好き。安い上に準備も楽なので助かっていますが、栄養面を考えたら避けるべきでしょうか?
偏食で起こり得るリスク
ここでは偏食がもたらすリスクを紹介します。偏食が続くとミネラルが不足し、疲れやすくなったり集中力が低下したりと、日常生活に支障をきたす恐れがあるでしょう。 ■鉄やミネラルの不足で貧血に 偏食により鉄や亜鉛などのミネラルが不足すると、貧血になる可能性が高まります。貧血の症状はめまいや息切れ、疲労感などさまざまです。また、貧血により集中力が低下したり情緒不安定になったりすることもあります。 ■情緒が不安定になると学業のパフォーマンスも低下する 栄養不足から情緒不安定になると、学校に行っても勉強についていけなくなるかもしれません。また、感情の起伏が激しくなり、コミュニケーションが取りづらくなるなどの問題が発生する可能性もあるでしょう。偏食は健康な体づくりを阻害するだけでなく、広範囲にわたって支障をきたす可能性があるため、少しずつでも改善したほうがよいでしょう。
偏食の直し方はある?
ここでは無理なく進められる偏食の直し方を紹介します。 ■色々な調理法を試す お子さんがまだ幼い場合、食べ物の好き嫌いがはっきりし、一度食べたもので嫌な記憶が残ると「次からは食べない」と拒否することがあります。その場合は他の調理法を試すのがよいでしょう。 例えば、火を通す時に煮るだけでなく焼く、前とは別の調味料をまぶすなどの調理法が挙げられます。 ■学童期になると食卓の雰囲気を意識する 学童期になると理解力も高まるため、苦手なものをいっそう食べなくなる場合があります。その場合は「食事が楽しい」と感じられる雰囲気作りが大切です。自宅での食事だけでなく、外食やスポーツ観戦、キャンプなど普段と異なる環境で苦手なものに挑戦させてみてはいかがでしょうか。
偏食は無理なく改善しよう
子どもを育てる多くの方が好き嫌いに関する悩みを抱えます。子どもが特定のものしか口にしない場合、すこやかな成長が危ぶまれることから、心配する保護者の方も多いでしょう。 しかし、偏食は食事や食材に対するアプローチ法を変えることで改善される可能性があります。また、成長とともに味覚が変化し、いつの間にか偏食が改善するケースも珍しくありません。不安を抱え込まず、お子さんにとって無理のないペースでさまざまな食材を試してみましょう。 出典 株式会社NEXER 子どもの好き嫌いに関するアンケート調査(PR TIMES) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部